平行線が斜めに見える目の錯覚「カフェウォール錯視」を体感しよう!※追記あり (3/5ページ)
その理由は、ぼんやりすると小さな白黒の交差がはっきり分離して見えないため、脳がこれ以上だまされないのだ
もともとのカフェウォール錯視は、白黒の四角の並びによって作られている。
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カフェウォール錯視の古典的なバージョン
それぞれの四角(レンガ)はグレイのライン(モルタル)で囲まれていて、このグレイのラインはふたつの色の間のわずかな隙間にあるのが理想だ。
それぞれ連続する四角の幅がずれて半分ほどが重なりあったときに、水平のはずのグレイのラインが斜めになっているように見える。
このグレイのラインを取り除いてしまうと、錯覚はなくなる。それぞれのラインが斜めに走っているように見えるのは、脳のニューロンが互いに交じり合って情報交換しているからだ。
それぞれ違うタイプのニューロンが、暗い色や明るい色に反応している。白と黒の四角の置き方によって、目の網膜にグレイのラインが場所によって明るかったり、暗かったりして映るのだ。
スカイ氏の作品『年齢、あなたの頭の中のすべて』は、2014年のベストイリュージョンコンテストでトップ10に入った。
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2014 Best Illusion of the Year Contest Top 10, "Age it's all in your head"
ごく普通の人の顔写真を後ろや前に傾かせて、反対側(上や下)が見えなくなる消失点をつくる。傾けることで、頭の形や顔の造作が歪み、実際の年齢よりも年取って見えたり、若く見えたりする。この写真は、スカイの父親だという。