副業としての不動産投資 「年間所得100万円アップ」を実現する方法とは (2/3ページ)
「キャッシュフロー」とは端的にいえば、ある期間に手元に入った(流入)額から出て行った(流出)額を引いて残ったお金です。ここではまず年間100万円手元に残ることを目標にしており、普通のサラリーマンとしてはかなり良い副収入になります。
本書では、栃木県にある中古アパートを一棟買いするという事例によって「購入すべきかどうか」を判断するポイントを教えてくれます。
☆購入するかどうかを判断する【物件データ】
・木造2階建て
・法定耐用年数:22年
・築年数21年
・価格3000万円(+諸経費240万)
・表面利回り12%(実質利回り10.6%)
・現況家賃月26万5000円(1室空きあり)
・満室家賃月30万円
諸経費は物件購入のための経費で、だいたい物件価格の7~8%程度かかるといわれています。
また、この物件は、日本政策金融公庫から3000万円融資を受け、諸経費は自己資金で賄う形で購入したそうです。普通のサラリーマンであれば、240万円は捻出できない額ではありません。
融資期間は18年、金利は固定金利で1.29%、返済は月に15万5711円。この事例における固定金利は破格の条件ですが、通常の2%後半の固定金利でも、賃貸経営を安定させる上で変動金利よりメリットがあると椙田さんは述べます。
続いて、物件の収入と支出を見て行きます。
●収入
利回りを見てみると、わずか1室空いているだけで利回りは1.4ポイントも下落します。つまり、物件を購入したら満室稼動させる経営努力が必要だということになります。この物件の場合には、購入後すぐに空室が埋まったそうで、その後は順調に満室稼働しているとか。
●支出
月々の融資返済もさることながら、不動産経営には「ランニングコスト」という経費が発生します。月ごとの経費はだいたい家賃収入のおよそ10%~20%。管理費や定期清掃費など、年間で固定資産税や都市計画税が発生します。
これらを計算した上で、投資すべきか否かの判断をします。