Jリーグで「違う選手を退場」させる大誤審 (2/2ページ)
2008年3月1日に行われたゼロックススーパーカップの鹿島アントラーズ対サンフレッチェ広島戦で、鹿島GK曽ヶ端準の三度のPKセーブのうち二度をやり直させるなどをし、合計11枚のイエローカードを出した。この判定がサポーターの怒りを買い数十人がピッチに乱入し、ファンのひとりが救急車で運ばれる騒動になった。鹿島はJリーグに意見書を提出し、主審は無期限担当割り当て停止の措置処分が下された。
2009年7月に行われたナビスコ杯(現・ルヴァン杯)ガンバ大阪対s横浜F・マリノス戦では、横浜FMのDF中澤佑二がG大阪FWルーカスのひじ打ちを受け負傷。主審の家本はそのファウルを見落としただけでなく、中澤が患部を押さえて倒れていたにもかかわらず試合を続行した。このプレーによって中澤は右眼窩底の骨折をしている。横浜FMはJリーグに対して意見書を提出し、主審はその際「見えていなかった」との見解を示し、横浜FM関係者を激怒させている。
さらに、2016年7月のJ1リーグ、ヴァンフォーレ甲府対ベガルタ仙台戦では、前半のアディショナルタイムが“1分”と掲示されたにも関わらず1分を経過する前の約20秒程度で笛を吹き、前半を終了させている。このときは両キャプテンや監督、スタッフらが「なぜ時間が残っているのに終わるのか」と、家本主審に詰め寄る事態になった。この試合の実行委員によれば「主審は0分と第4審判員へ伝えたが、手違いで(第4審判は)1分と掲示してしまった」という。
こうした手違いや誤審が多い審判だったので、今回の出来事も主審のみの責任を問う声が多く出ている。しかし今回は、主審と副審が話をした上で、退場者の取り違えが起きている。家本主審のみによる間違いは、ファールを犯した選手が誰であるかを確認する前にレッドカードを提示したことだ。
大きな波紋を呼んだ今回の誤審。検証結果が待たれる。