■ジャニーズファンからも支持を落としつつある『24時間テレビ』

　また、放送が迫る『24時間テレビ』に関しても、すでに放送を前にして暗雲が立ち込んでいるようだ。

「マラソンランナーは異例の当日発表で、日テレの局内関係者も一部しか知らないと言われています。様々な報道機関や、視聴者の間では誰がランナーをつとめるのか予想合戦が繰り広げられていますが、タレントたちのスケジュール調整をはじめ、PR番組も作るに作れない状態。頭を抱えるスタッフが続出しているようで、日テレでは混乱状態ようです」（芸能関係者）

　ランナーの当日発表に加え、さらに番宣も兼ねて放送された『1周回って知らない話』でも、ジャニーズファンの怒りを買ってしまっているようだ。

「番組ではジャニーズ初のパーソナリティーとして1995年のSMAPが紹介されましたが、主に画面に映ったのは木村拓哉（44）と中居正広（45）のみ。退所メンバーはほとんど映されることがなく、この明らかな待遇差にネット上ではファンからは怒りの声が飛び交いました。この扱いに、ジャニーズファンからの支持率も落としてしまったようです」（前出・芸能記者）

　局側としては、異例のパターンを行うことでサプライズ性を狙っているのかもしれないが、こうした前番組のお粗末さや、空回りな演出にすでにシラけてしまっている視聴者も多いのかもしれない。

文・佐々木浩司（ささき・こうじ）

※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』（宝島社）など。