杉原千畝が活躍した、中世の面影を残すリトアニア第2の都市・カウナスを歩く (2/3ページ)

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建設が始まったのは1524年のことで、18世紀半ばに現在の姿に建て直されました。天を射抜くような一本の尖塔と、スリムなシルエットが印象的です。

市庁舎広場のほど近くに建つ赤レンガの教会が、聖ペテロ&パウロ大聖堂。15世紀に建てられた聖堂で、現在リトアニアのカトリックの司教座聖堂となっています。

レンガ造りのシンプルな外観ですが、内部に足を踏み入れるとその印象が一変します。

白を基調として、淡いブルーやピンクが彩を添える教会内部は、優美で女性的な雰囲気。壁一面に描かれたフレスコ画や無数の彫刻で飾られた空間は、息を呑むほどの華やかさです。

市庁舎広場から200メートルほど離れたところには、13世紀にドイツ騎士団の侵略を防ぐために築かれたカウナス城がひっそりとたたずんでいます。

旧市街の南を走るネムナス川は、当時ドイツ騎士団領とリトアニア領との国境だったため、ここで何度も戦闘が行われたのだとか。現在は一部のみが残るカウナス城ですが、陸続きのヨーロッパならではの複雑な歴史を感じとることができます。

旧市街を歩いたら、アレクソト橋を渡ってネムナス川の対岸にも足を延ばしてみましょう。橋の上から眺める川沿いの風景はなんとも爽快。

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