ブルゾンちえみが”第2のイモト”に?24時間テレビが高視聴率で路線変更へ

デイリーニュースオンライン

Photo by LYNESTYLEMAKEOVER(写真はイメージです)
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 マラソンランナーを放送当日に発表するということで話題になった、『24時間テレビ40 告白~勇気を出して伝えよう~』(日本テレビ系)の瞬間最高視聴率が、40.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同)であることがわかった。

 該当の場面は今回マラソンランナーをつとめた芸人のブルゾンちえみ(27)が、ゴールである日本武道館でゴールテープを切る直前。ちなみに昨年の瞬間最高視聴率は35.5%、一昨年は34.6%で過去の2年間を大きく上回る記録となった。また、番組の平均視聴率は18.5%で歴代2位のタイを記録し、番組中に放送された特別ドラマ『時代をつくった男 阿久悠物語』も25.6%と軒並み高視聴率を叩き出している。

 今年は40回目という節目であると同時に、マラソンランナーが当日に発表されるといったサプライズ性の強い放送でもあった。また、これまで同番組でマラソンのトレーナーとして活躍していた坂本雄次氏が引退を考えていることを明かすなど、番組制作の面でも節目を迎える状況にあったようだ。こうした状況もあり、一部では来年以降のマラソンの打ち切りも囁かれていた。

 しかし今回の結果を受け、局内では「来年以降も続けられる手ごたえを得た」という声があがっているようだ。

「想像以上に視聴率が良かったことで日テレ内では歓喜の声が上がっている。一部では、『マラソンランナーを事前告知しないサプライズがよかった』といった分析もあるようで来年以降もこうした仕掛けを作っていこうと、早くも意気込んでいるとも。一方で、『焦らし過ぎ』『結局話題の女芸人かよ』といった批判的な声が飛び交うなど、必ずしも視聴者に好評というわけではなさそうです」(制作会社関係者)

 放送開始前は「時代とそぐわない」といった声から番組存続の危機もあったが、局内では一気に継続の流れが強まるかたちになったようだ。

■24時間テレビの立ち位置に変化も

 同時にマラソンランナーに抜擢されたブルゾンちえみは好感度を上昇させている。

「2009年には同じく若手女性芸人として、イモトアヤコ(31)がランナーを担当した。イモトも数字を持つ芸人として評価されており、バラエティのほかにも、ドラマ『家売るオンナ』(同)にも出演して高い視聴率で人気作品となりました。今回の結果に日テレ内ではブルゾンの評価が急上昇しているので、今後は同じ所属事務所のイモトと同様に“日テレのお抱えタレント”としてさらに露出の場を広げていくでしょう」(前出・関係者)

 終焉を迎えるとも言われていた『24時間テレビ』だが、ブルゾンの踏ん張りによって、視聴率が取れる大型コンテンツとして息を吹き返したのは間違いない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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