不動産投資で見誤らない目を作るために必要な「考え方」と「勉強方法」 (2/3ページ)

新刊JP

ただ、最初から悪い条件の物件を掴んでしまっても、そこからやり直してリカバリする方も多いです。

――最初からできるかぎり良い物件をつかむにはどうすればいいのでしょうか。

椙田:欲張りすぎないことですね。利回りの高さばかりを求めてしまう人は少なくありません。しかし、表面利回りは確かに高いけれど、空室リスクが高かったりリフォーム資金がかかったりしてしまうこともあります。

――椙田さんはどのように不動産投資の勉強をしたのですか?

椙田:もともと新卒で入社した大和ハウス工業で、郊外店舗の建て貸し物件の営業という仕事をしていたことが、いま思うと不動産投資の基礎となっています。しかし当時は、そうした不動産投資は先祖代々土地を所有している「地主」が行うものと思い込んでいたので、資産背景のない一介のサラリーマンが不動産投資に参入できるとは思っていませんでした。

2008年に思い立って、書店で「不動産投資」の本を手に取ったことで、これまでの断片的な知識や経験がまるでパズルのピースのようにパチパチとはまり、不動産投資の全容が見えた瞬間は本当に衝撃的でした。それ以降は、書店や図書館で60冊くらいの関連書籍を読み、インターネットでも検索して勉強しました。

当時、不動産投資関連のセミナーなどはそんなになかったため、不動産業者さんに実地で教わったことも多いです。あとは、実際に物件を取得して運営していくなかで、冷や汗をかきながら対応していったことが振り返って見ると一番勉強になったなと思います。

――2015年に椙田さんはサラリーマンを引退されています。この引退の基準はどこにあったのですか?

椙田:当時、サラリーマンとしての僕の年収は1000万円くらいでしたが、キャッシュフローでこの年収を抜いたことで、リタイアしてもよいかなと思うようになりました。

「キャッシュフロー1000万円」は本書のタイトルにもなった数字です。しかし、キャッシュフローは金利やランニングコストの変動、減価償却の枯渇、入居率の低下、老朽化による修繕費の拠出など、将来にわたってキャッシュフローを脅かすリスクファクターはいくつかあるため、手放しで安泰というわけではありません。

「不動産投資で見誤らない目を作るために必要な「考え方」と「勉強方法」」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る