【プロ野球】バレンティンは? 新監督は? 12球団トップの動員増? 夏が終わったヤクルトで気になる3つのこと (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■メジャー復帰!? バレンティンの去就はどうなる?

 昨シーズンオフに単年契約を結び、今シーズンに臨んだバレンティン。開幕前に行われた第4回WBCでは、ベストナインに輝く活躍を見せてくれた。登録抹消はあったものの、ここまでチームトップの29本塁打を放ち存在感を示している。しかし、バレンティンはメジャー復帰の希望を持っており、今シーズン限りでヤクルトを退団する可能性が高い。

 バレンティンに代わる来シーズンの外国人野手をどのように選定していくかは、注目すべきポイントだろう。戦力的に考えてもリベロ、グリーンと再契約でお茶を濁すことは考えにくい。数々の「当たり」外国人を獲得してきたスカウティングに注目したい。

■神宮球場に足を運ぶファンはどうなる?

 セ・パ両リーグが発表した数字によると、前半戦のヤクルトの観客動員数は25,559人。チーム状況が悪いなか、前年比で8.7%増と伸び率は12球団トップだった。筆者は神宮球場で行われる全試合を観戦しているが、体感的にも観客動員は増えている。数年前の外野自由席は19時に球場へ入っても、空席が多く見られた。しかし、今年は19時では座れないことも珍しくない。

 優勝争い、クライマックスシリーズの出場争いから脱落。トップクラスの選手である山田哲人も不調でトリプルスリーは絶望的。また、今シーズンは目新しく斬新な「すごいイベント」が行われたわけでもない。ましてや、今シーズンは雨天の試合も多く、多くの動員が見込めるビール半額デーも晴天では1試合のみ、にもかかわらずである。

 これはヤクルト球団が営業活動を頑張っている証でもある。この動員が来シーズン以降も続くのであれば、ファンが根づいてきたと言えるのではないだろうか。ガラガラの「居酒屋神宮」が好きなファンも多いだろう。

 しかし、プロ野球は満員の観客が入ってこそだ。来シーズンも多くのファンが球場へ足を運ぶことに期待したい。

(成績は8月31日現在)

文=勝田聡(かつたさとし)

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