秋津壽男“どっち?”の健康学「目の充血を抑えるために目薬は必要?健康維持のための水泳でも気になる赤眼対策」 (2/2ページ)
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しかし、薬局で市販される目薬のほとんどは「第二類」と「第三類」です。その効果は「第一類」ほどではなく、「使わなくてもいい」という見解が医療界にあります。
例えば、疲れ目に効く目薬にはビタミンが入っている商品が多く見受けられます。しかし、目からビタミンが染み込むかといえば、答えは「ノー」です。なぜならビタミンは口から摂取するもので、理論上は市販の目薬よりアリナミンAなどの栄養剤のほうが疲れは取れるのです。
最近はパソコンの見すぎで目が乾くドライアイの方が多くなっています。ドライアイ用の目薬も売られていますが、その成分は涙と同じであり、正式名称が「人工涙液」と呼ばれる目薬もあります。これはシェーグレン症候群など涙が出ない病気の人には効果的です。しかし、普通の人がドライアイになった場合、1分ほど目を閉じていれば100%治ります。
疲れ目になるとまばたきが増えるのは、まばたきによって涙を流し、目を潤わせて疲れを解消しているのです。
まばたきの回数が多いほど緊張も高く、目も疲れ、ストレスも多くなります。ウソをつくとまばたきが多くなるのも、ウソにより神経が緊張するからです。
国会答弁などでは答弁者の言葉を聞くよりも、目を見ることでウソか本当か判断できるのです。
■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。