福島第一原発所長「2000万円越架空請求」スキャンダル!(3)怪文書も流された癒着関係 (2/2ページ)

アサ芸プラス

マスコミが動いている情報も入っていたようで、職員には一切話さないようにお達しが出ているといいます」(工事関係者)

 そこでX社の本社にS所長の不正疑惑について質問すると、コーポレート・コミュニケーション部がこう回答を寄せた。

「S個人が不正な利益を得たというご指摘のような事実はありませんでした」

 これまでも福島第一原発では、危険手当のピンハネや被曝でガンが発症した過酷な勤務実態が報じられてきた。それでも労働環境は改善されていないようで、前出・A氏はこう語る。

「作業員が休憩する場所にウオーターサーバーが設置されていたのですが、2年ほど前に突然、撤去されたんです。困った作業員がS所長に聞いてみると、『カップラーメンを食べたかったら、トイレで手を洗う水をくんでお湯を沸かせばいいだろ。同じ水なんだから』と真顔で言われていました」

 放射線量が低くなって、以前よりも仕事をしやすい環境になったと言われているフクシマの現場。だが、それはウソだと前出・A氏は真っ向から否定する。

「仕事内容は変わらないし、単価も下がっています。宿舎の御飯だって悪くなった。朝に炊いて茶色に変色した米を、晩飯で炊いた白米の上に乗せてくるんです。悲しくなりますよね。福島のために働きたいだけなのですが‥‥」

 S所長に向けられた「不正疑惑」が白日の下にさらされる日は来るのか──。

「福島第一原発所長「2000万円越架空請求」スキャンダル!(3)怪文書も流された癒着関係」のページです。デイリーニュースオンラインは、安藤ハザマ労働者災害補償保険週刊アサヒ芸能 2017年 9/7号匿名スキャンダル福島第一原発社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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