異常な食欲が止まらない…難病「プラダーウィリー症候群」の特徴 (2/5ページ)
通常の遺伝子

人間の遺伝子(体の設計図にあたる暗号)は、父親からもらったものと母親からもらったものの2つがあります。
2つの遺伝子はほぼ同じですが、ところどころ違っていて、それが一人一人の違いを作り出します。
通常は一つの遺伝子、例えば父親からもらった遺伝子が間違っていても、代わりに母親からもらった遺伝子が正常であれば、互いに補い合って正常に暗号の役割を果たすことができます。
遺伝子の異常(第15番染色体)

プラダ―ウィリー症候群の原因となる第15番染色体のあるエリアは、不思議な性質を持っており、父親から受け継いだ遺伝子か、母親から受け継いだ遺伝子のどちらかしか働かず、もう片方には作動できないように鍵がかかっています。
遺伝子の異常は、脳の食欲やホルモン分泌を支配している視床下部に異常をきたし、様々な症状を引き起こすと考えられています。
父親の生活態度が悪かったからとか、母親が何かしたからなる病気だということではありません。突然変異による病気と考えられています。