2017年9月 混雑環境におけるスマートフォン動画視聴品質調査 ~ 混雑した場所で動画は快適に視聴できるのか? ~ (2/5ページ)
動画視聴品質の実態については、「動画再生可否割合」、「動画再生停止時間割合」、「動画再生開始待機時間」、「動画ダウンロード所要時間」の4つの指標で結果をまとめた。調査の結果、「動画再生可否割合」については、MNO 3事業者は全ての地点、全ての端末で動画の再生に成功し、動画再生成功率100%を記録した。一方で、MVNO 5事業者は、mineoが動画再生成功率100%を記録したものの、OCNモバイルONEが成功率83%に留まったことなどが影響し、平均96.0%となった。
次に、動画再生ボタンを押してから実際に動画の再生が開始されるまでの待機時間と、動画再生中に停止していた時間を「動画再生停止時間」と定義し、全体に占めるその割合を調べた。すると、MNO 3事業者は平均2.0%であったのに対し、MVNO 5事業者は5.2%と約2.6倍を記録した。こちらも、MNO 3事業者間では差が見られないが、MVNOでは、OCNモバイルONEが8.4%、BIGLOBE 5.4%、IIJmio 5.1%など、事業者によって差が見られた。
■ 動画のダウンロード所要時間は、MNO平均6.2秒に対し、MVNO平均は33.5秒。
次に、動画再生ボタンを押してから動画が実際に再生開始するまでの所要秒数を、「動画再生開始待機時間」として示した。この結果、MNO 3事業者の平均が2.4秒であるのに対し、MVNO 5事業者の平均は5.7秒と、約2.4倍の差が見られた。MVNOの中では、mineo (3.8 秒)、IIJmio (4.6秒)が、比較的良好なスコアを記録している。
最後に、実際に動画再生が開始されてから、ダウンロードバーが完了の位置まで移動するまでの所要秒数を「動画ダウンロード所要時間」として示した。この結果、MNO 3事業者の平均が6.2秒であるのに対し、MVNO 5事業者の平均は33.5秒と大きな差がついた。特にMVNOでは、BIGLOBEが56.4秒、OCNモバイルONEが49.7秒など、事業者ごとの差が目立った。