CTOとは? よく聞くビジネス用語の意味をおさえよう

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「CEO」という役職があることはみなさんご存じでしょう。これは「Chief Executive Officer」(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー)の略で、日本語に訳すと「最高経営責任者」です。では「CTO」はどうでしょう。もしかしたらわからないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はこのCTOとはどんな意味かをご紹介します。

■「CTO」とは企業内の役職の一つ ではその役割は?

「CTO」とは「Chief Technology Officer」(チーフ・テクノロジー・オフィサー)もしくは「Chief Technical Officer」(チーフ・テクニカル・オフィサー)の略で、日本語では「最高技術責任者」といいます。

「CTO」は「CEO」「COO」(「Chief Operating Officer」(チーフ・オペレーティング・オフィサー)の略、最高執行責任者)などと同じで、もとはアメリカの企業で生まれたポジションの名称で、企業における技術的な分野での最高責任者です。研究開発ディレクターの立場を拡張したポジションとして登場しました。

産業、企業によってCTOに求められる役割も異なりますが、その企業の技術面でのトップという本質は変わりません。技術面での方向性の決定、技術開発の立案(ビジネス的な視点からの監督という意味も含め)といったことを行います。

「CTO」はIT(情報技術)産業の発展と共に広まったという背景からか、IT関連企業で設けられていることが多い役職です。また、IT系の企業では「CIO」(「Chief Information Officer」の略、チーフ・インフォメーション・オフィサー:最高情報責任者)という役職と兼ねる場合もあります。この場合、企業で扱う「情報」についても責任を負うことになり、経営方針に沿った企業戦略の立案であったり、情報システムの構築といった役割も持つようになります。

日本の「会社法」では「CTO」についての規定はなく、設置が義務付けられているものではありません。社内では「技術部門のトップ」という位置付けでも、たんなる「役職の名称」ということです。

CTOとはどんな意味かについて解説しました。ビジネスシーンでは「CEO」「CTO」といった略称が使われますが、それぞれの役割は異なります。その役職について理解していれば、混乱することもなく会話もスムーズになりますので、仕事のできるビジネスパーソンを目指すなら、マスターしておきましょう。

(藤野晶@dcp)

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