サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「大幅良化オールザゴーが勝つ」 (2/2ページ)
実際、この中間の状態はかなりいい。稽古の動きが素軽くなっており、1週前の追い切りも文句なしだった。休み明けを一度使われたことでガス抜きができたと見ていいのではないか。
「落ち着きが出て、雰囲気がよくなった」と、厩舎スタッフは口をそろえて状態アップを強調する。ならば変わり身を見込んでいいのではないか。
前走の関屋記念は53キロでの競馬。それを考えるとハンデは恐らく52キロまでだろう。本来は好位にスッとつけられ、立ち回りが上手な馬。中山のマイル戦は脚質から間違いなく合っているはずだ。
母も祖母も重賞勝ち馬で、一族にエキサイティングストーリー(GIメトロポリタンH)、ディアブロズストーリー(GIナタルマS)など活躍馬が多くいる血筋。好枠を引くこと、そして良馬場条件に、大きく狙ってみたい。
阪神のセントウルSも混戦模様。それでも最も期待を寄せてみたいのは、ミッキーラブソングだ。
前走の北九州記念は6カ月ぶりの実戦。体に余裕があったし、外枠を引いたことからスムーズさを欠いて流れに乗れなかった。14着と着順は悪かったが、勝ち馬との差はコンマ5秒。一叩きされて状態は大幅良化している。
以前はもう少し距離が長いほうがいい印象だったが、今はこの6ハロン戦がベスト。阪神は相性がよく、“一発”があっていい。