世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第237回 空襲警報が鳴り響き (2/3ページ)
こんなんで一々出すシステムを入れるクソ政府」(堀江貴文氏のツイッター)
「Jアラート テレビの騒ぎ過ぎ(略)北朝鮮がミサイルを打ち上げるたびにこういうから騒ぎをくりかえすのか? 北の脅威をいたずらに煽っている輩がいるのだろうか?」(鳥越俊太郎氏のブログ)
「北朝鮮も怖いが、『戦時放送』を流す安倍政権も怖い」(慶応大学の金子勝教授のツイッター)
などと、政府の対応を批判する著名人が少なくなく、大変驚いた。
Jアラートについて批判する人々は、逆に北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したとして、政府が一切、警戒情報を流さなかった場合、どのように反応するのだろうか。恐らく「政府は何やってんだ、クソ政府」などと、やはり批判するのではないか。
あるいは、本気で北朝鮮が「未来永劫、日本をミサイル攻撃しない」と信じ込んでいるのだろうか。非常事態は起こり得る。「起こり得ない」と信じ込んでいるとなると、これは相当に能天気だ。
最近の北朝鮮のミサイル危機で、戦後、長らくお花畑的な平和に浸っていた日本国民の「本性」が、次第に暴かれつつあるように思える。
東日本大震災と福島第一原発の事故の後、筆者は原発反対派に対し、
「反原発派は、原発を停止し、結果的に日本で大停電が起きた場合、どのように反応するのだろうか。絶対に『政府や電力会社は何やっているのか!』と、批判の叫びを上げるのでは?」
との感想を覚えたものである。非常事態が発生した時にこそ、人間は本性がむき出しになるのかもしれない。
日本の平和も、エネルギー安定供給も、別に神が保障してくれているわけでも何でもない。我々、日本国民が『自分たち』で維持しようと努めない限り、平和もエネルギー安全保障も確立できない。
日本国の安全保障は、日本国民にしか構築できない。別の書き方をすると、我々日本国民を守ってくれる共同体は、最終的には日本国以外には存在しないのである。
ところで、北朝鮮がミサイル開発や核開発に邁進していることを受け、
「やがてアメリカの怒りを買い、北朝鮮は破滅する」
といった感想を覚えた日本人は多いだろう。