江戸情緒たっぷり♪東京港区・芝大神宮の「だらだら祭り」が今年もなが~く開催中 (2/2ページ)
渓斎英泉「芝神明宮祭礼生姜市之景」国会図書館蔵
人気の開運アイテムショウガ以外にも、芝大明神で大人気のご利益アイテムがあります。小櫃をかたどった曲物を大中小三段重ねにした、千木筥(ちぎばこ)です。もともとは芝大神宮の千木(お宮の屋根の天辺から飛び出ている木材)の余材をけずって作られたために千木筥と言われるのだそう。
「千木」=「千着」に通じるところから、千枚もの着物が買えるほど裕福なところに嫁げるという言い伝えがあり、江戸時代の女性は、良縁や良い着物がたくさん増えることを祈って、千木筥をタンスにしまったんだそうです。現在は手におさまるほどのちょうどいい大きさになっていますが、江戸時代にはもっと大きかったようで、タンスに入れたらかさばったのでは?と少々心配になります。
千木筥は、外面に乙女心くすぐる可愛らしい藤の花が描かれており、見た目にも華やか。昔は、箱の中に飴やいり豆が、現在は大豆が入っていて転がすとカランカランと小粋な音がします。
芝大神宮の魅力はほかにもたくさん。境内には、江戸の雰囲気を現代に残すみどころがあちこちに散らばっていますので、こちらもお見逃しなく。め組の喧嘩の舞台となった同宮は、祭礼期間のみ遠島になった半鐘を公開するそうで、一見の価値あり。江戸の情緒たっぷりのだらだら祭り、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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