高齢者が自転車を利用する際のヘルメット着用を促進する東京都の取り組み。シルバー人材センターと連携、重要性を訴えるコンテンツも作成 (1/3ページ)
東京都青少年・治安対策本部は自転車の交通事故を防ぐ取り組みを行っています。昨年、都内の自転車事故の死者は36人。6割が頭部損傷を主因として亡くなっている事実から、ヘルメットの着用を促進してまいります。
■自転車の交通事故、昨年都内で36人死亡。ヘルメット着用の必要性
都内における自転車に係る交通事故の件数は減少傾向にありますが、2016年も1万件を超える事故が発生し、36人の方が亡くなられました。これは交通事故全体の死者の2割を占め、全国平均と比べても高い数値。死者の約6割にあたる23人は頭部損傷が主因(警視庁統計より)ですが、ヘルメットを正しく着用することで、頭部損傷による死者の割合はおよそ4分の1に低減するといわれています(イタルダインフォメーション「交通事故分析レポートNo.97」より)。
そのため、東京都では「東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例(※)」及び「東京都自転車安全利用推進計画」を踏まえ、事故の際に頭部を保護することができる乗車用ヘルメットの普及に向けた取り組みを推進してまいります。
(※)2017年2月に改正条例が施行され、同居親族等が高齢者に対してヘルメット着用等に関して助言を行う努力義務を設けました。また、大人も含めた自転車利用者の方にヘルメット着用の努力規定を設けています。
高齢者は事故時に死に至る割合が全世代平均の3倍と高く、特にヘルメットの着用が求められる世代。ヘルメットの着用を広げる取り組みの一環として、この度、公益社団法人北区シルバー人材センターを「ヘルメット着用モニター事業モデルセンター」に指定しました。
現在、同センターの会員の方に通勤や移動の際、ヘルメットを着用していただいています。また、自転車シミュレータを活用した交通安全教室を行うなど、高齢者の自転車安全利用やヘルメット着用に向けた取り組みを、交通ルール・マナーの周知とあわせて行っています。
9月18日は敬老の日。高齢者に感謝の気持ちを表すとともに、安全・安心に暮らしていただくために、高齢者の自転車利用時のヘルメット着用について引き続き取り組んでまいります。