台風にはかなわんぜよ? 高知駅前の龍馬像、7度目の「脱藩」から復帰 (2/2ページ)

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3志士像は、「志国高知 龍馬ふるさと博」の企画として、2011年7月に約600万円をかけて設置されたが、当初から台風時などを懸念する声が出ていた。除幕から9日目には、台風の接近で一時撤去を余儀なくされ、その後も、毎年のようにこの措置が繰り返された。

避難費用約60万円かかるも、「お金に代えられない」

撤去から再設置まで約60万円がかかることから、単純計算でこれまでに420万円の費用が発生したことになる。こうした費用には、県からの補助金が充てられている。

県観光コンベンション協会の担当者は、次のように取材に説明した。

「お金に代えられないところもあるんですよ。刀など弱い部分が折れたりして、通行人や車に当たったりすると、60万円では済みません。また、突風で物が飛んできて、像が壊れてしまうこともありえます。経費を圧迫しているとは、一概には言えないと思っています」

一時撤去のたびに、ニュースなどで取り上げられ、「脱藩した」などとネット上でも話題になる。このことから、協会では、3志士像の宣伝にも一定の効果があるのではないかとみている。

3志士像は、早くも色があせて、白っぽく変色していると報じられていたが、3月からの「志国高知 幕末維新博」を前にお色直しのメンテナンスも行われた。現在は、きれいな深緑色になっているそうだ。

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