水原希子は悪くない:ロマン優光連載93 (2/4ページ)

ブッチNEWS


 デマであることが確定すると、日本人でないのに日本人であるかのような芸名を付けて得をしようとしているのが問題と言い出す人が出てくるわけだが、ある国で芸能活動をする以上、その国で受け入れられやすいように芸名を付けるのは彼女に限らず一般的な行為であるし、外国人でないのに外国人であるかのような芸名を使っている人だって逆にいるわけだ。日本人が海外で活動する際だって本名そのままではなく、現地に受け入れられやすい芸名を付けることだってある。それと何が違うのか。何が何でも彼女に否があるようにするために、ひねり出してきた話にしか思えない。彼女が韓国の血を引いてなかったら、問題とされない行為だろう。結論が先にあるだけだ。 牟田口廉也は卑劣でも日本人が卑劣なわけではない

『水原希子が本名でなくていいという人間に限って、匿名の人間に非難されると「卑怯だ、本名で言え」と言い出す。結局、あいつらの差別意識は好き嫌いでしかない。』という内容のツイートをTwitterで目撃してしまったが、本当にバカバカしい。その名前でタレントをやっていて、実在性や素性が明らかになっている、その言動に対する非難も賞賛も直接本人が浴び、社会的な責任を引き受けなければならない立場の人間と、ネット上で素性を隠して匿名で発言をして責任を負わない立場の人間が同じ立場であるわけがない。ネット上で素性を隠した上でハンドルネームを使って発言することが悪いわけではない。それ自体は問題ではない。こういう際に匿名であることが非難されるのは、匿名という壁に守られて安全圏にいるのをいいことに他者を直接攻撃したり、時にはデマやそれに基づいた極端な誹謗中傷を垂れ流したりすることの卑怯さ、無責任さについてなのだ。その人の立場が右でも左でも、そういう人物が匿名の陰に隠れる卑劣さ、無責任さは非難されるのは仕方がないのではないか。それは対象の好き嫌いの話ではないだろう。まあ、「匿名許さない」ということを言い出す人間の中には、ちゃんとした批判にそういうことを言い出すバカな人も左右関係なくいるわけだが、それが主流みたいに言うのは違う話だ。

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