山田涼介が泣かせる映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 (2/2ページ)

まいじつ

ジェームズ・ディーンとは『エデンの東』(1955年)、『理由なき反抗』(1955年)など、わずか3本の主演作を残して24歳で交通事故死した伝説のハリウッド・スターだ。それの再来とするのはさすがにオーバーだとは思うが、山田は辛い生い立ちから心に傷を負った青年を透明感たっぷりに演じていることは確かで、対照的に慈愛に満ちた笑顔の“回答者”として観る者を魅了する西田と好対になっている。

“ナミヤ”って、やっぱり“ナヤミ”のもじりなのだろうか。

道を間違った若者と、道を教えて来た老店主。山田と西田の同画面での共演はないのだが、しっかりと心の中で交錯させる廣木演出は堂々たるもの。“悩み相談”は人を救うのか、逆に人生を誤らせるのか、というシビアな疑問も孕ませている。映画の秋、感動の秋にピッタリ、とはこういう映画のことを言うんだろう。

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