徒然チルドレン 第12話「夏が始まる」【感想コラム】 (3/4ページ)

あにぶ

二人が『夏休みにクラスメイトと海に行くイベント』にエントリーするかどうかという、ただそれだけの、「徒然チルドレン」のあいかわらずの素朴っぷりを見せるお話なんですが、そこがいい!

それこそ、『お前、行くの?行くんだ。じゃあ行くよ』って応対一つができれば解決する話なのですが、そのたった一つの質問ができないところが、苦しくも愛おしい!夏休みが始まってしまうと、恋人もしくはそれに近い関係でもない限り、なかなか異性同士が会う機会なんてありません。だからこそ、このみんなと海へ行くイベントは、奥手な二人にとってはまたとないチャンスボールです。そして二人もそれを分かっている・・・だけど、なかなか相手に聞くことができない。この感じ、まさに青春です。

ホームルームも終え、日も暮れて、最早チャンスを逃したかと思った二人ですが、最後の最後に、偶然教室で二人きりになる奇跡が到来。この奇跡が最後のひと押しをしてくれて、ちーちゃんの口から出た勇気を振り絞った「菅原君は海行かないの?」の一言が無事、二人を繋ぎとめるという見事な最後を迎えました。最高だよ、あんたら最高だよ・・・(二度目)。みんなとの海、楽しんできてくださいね。

実はこの奇跡、よっちゃんのこれまたファインプレー有りきなのも良いです。よっちゃんはかつて、菅原君に告白をしている立場なだけに、この場を二人きりにするのは心苦しいはずなのですが、それが出来てしまうよっちゃんの寛大さにも泣けます。よっちゃんにも幸せになって欲しいよなぁ。

徒然チルドレン 第12話「夏が始まる」【感想コラム】

画像引用元:©若林稔弥・講談社/徒然チルドレン製作委員会

そんな感じで、まさに「夏が始まる」こと自体が、学生たちの背中を押す、清々しい素敵な最終回でした。

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