【プロ野球】広島には松山竜平ら4人の隠れ首位打者が? 規定打席未到達でも打ちまくっている男たち セ・リーグ編 (2/2ページ)

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■打撃だけなら巨人の正捕手級!?

 そしてもうひとり、巨人の2年目の新星・宇佐見真吾(巨人)を挙げておきたい。

 宇佐見は2015年のドラフト4位で城西国際大から入団し、今季が2年目。今季は8月8日に自身初の1軍昇格を果たすと、その日に代打で出場し初安打を記録。それ以降もコンスタントに出番が与えられ、ここまで打率.323(31打数10安打)と結果を残している。

 豪快な打撃フォームが持ち味だが、9月5日の中日戦では、足元にきた球をゴルフのようなスイングでライトスタンドまで運ぶという器用な一面も見せた。

 キャッチングやリードなど捕手としての経験と勉強はまだまだ必要だろうが、巨人のレギュラー捕手・小林誠司は打率.204で、セ・リーグの規定打席到達選手のなかでは最下位。それだけに宇佐見の打棒は魅力的だ。この先、小林との正捕手争いが加熱していくに違いない。

(成績は9月20日現在)

文=藤山剣(ふじやま・けん)

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