この人やさしくしてくれたの。葬儀中に突然やってきてお墓から絶対に離れようとしない野良猫、故人に生前にかわいがられていたことが判明(マレーシア)
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今月9月18日、マレーシアのランカウイ島にて、寺院の墓地に故人の墓から離れない白いオス猫の動画が話題になっている。
葬儀の途中で突然現れ、90歳で亡くなった男性の墓の上にあがった野良猫は、まるで故人に呼びかけるように土をひっかき体をすり寄せ、何度どかしてもすぐに戻ってきて出席者を驚かせ、困惑させた。
何があっても、何をされてもこのお墓から離れたくない猫。家族が投稿したその猫の悲しげな様子は、ネット上の多くの人々の涙を誘った。
でも野良猫がなぜ?
実はその後、この白猫は猫好きの故人が生前とてもかわいがっており、お世話していたことが判明したのだ。
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Cat Won't Leave Owner's Grave・祖父の葬儀に突然現れた白猫
この動画の撮影者は、ランカウイ島ケリバン在住のフェイスブックユーザー、Soffuan CZさんだ。彼は90歳で病死した祖父イスマイール・マットさんの葬儀に出席中に突然現れた、白いオス猫の不思議なふるまいに驚いたという。
いきなり現れた白猫
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Soffuan CZさんによると、その猫は葬儀の途中にやってきて、そのまま祖父が眠る墓の周りを歩き始めたという。
さらに故人が埋められたお墓の土をひっかき、その土に甘えるように体をすりつけたりしていた。
Soffuan CZさんの親戚がその白猫をどかそうとしたが、彼はどうしても土の上にいたいらしく、つまみだされても戻ってきて居座り続けた。
すぐに親族に追い出されてしまう
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やだここ離れたくない。再びやってきて
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またどかされるのだが、とにかくここを離れたくない
何をされてもまたすぐ戻ってくるのだ。
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その投稿動画はまたたく間にネットで拡散し、故人の墓から離れたくない白猫の姿は大勢の人の涙を誘った。
中には猫を不憫に思い、その子も葬儀に参加させてやるべきだ、という声も上がったという。・この野良猫、おじいさんが生前面倒をみていたことが判明
のちにSoffuan CZさんは、その猫が墓地から5kmほど離れたモスクあたりにいる野良猫で、マットおじいさんから食べ物をもらい、かわいがられていたという話を耳にした。
白猫はおじいさんが可愛がっていた猫だったのだ
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猫をとても愛していたおじいさんは、生前、野良猫を引き取って育てていたため、家には10匹ほどの猫がいた。その白猫もいずれは家に連れていくつもりだったのかもしれない。
さらにSoffuan CZさんが聞く限り、その白猫を世話していたのはマットおじいさんしかいなかったようだ。
白猫はモスクからはるばる5kmも歩き、祖父の葬儀に出席しにきたのだ。Soffuan CZさんは猫なりに恩を感じていたのかもしれないと考えている。
追い出されても戻ってきていたようだ
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・葬儀の後も墓から離れようとしなかった白猫
実はSoffuan CZさんの父親もこの日の出来事には驚いたという。モスクで見たことがある白猫が墓地に現れ、まるで埋葬された父親を悼み、そこから助け出そうとしているかのように必死に土を引っかいていたからだ。
そして葬儀後、Soffuan CZさんたち遺族が帰宅するときも、猫はそこを離れなかった。彼らは白猫がとても気になり始めていたが、猫のほうは彼らのあとを追うこともなく、しばらくその場にたたずんでいたという。
猫の行動専門家によると、土の下の何かのところに行きたがっているようにしか見えないという。猫はいろいろな方法で失ったものへの悲しみを示すが、今回のような行動はたいてい犬が見せるもので、猫にしては珍しい、と話している。・猫がおじいさんを想う尊い気持ちがハッピーエンドを迎えることに
猫のおじいさんにたいする深い愛情に感銘を受けた親族。マットさんの家族はこの白猫を家族として迎える入れることにした。
葬儀の翌日、家族はモスクにいた彼を連れ帰り、インドネシア語で「白い」を意味するプティという名でかわいがっているようだ。
マットさんの家族に迎えられたプティ
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image credit:HAMZAH OSMAN
プティがなぜ葬儀の日に現れ、マットさんのお墓から離れようとしなかったのかは誰にもわからない。だが、最初は奇妙に思った家族も、頑として動かないプティを見ているうち、自分たちと同じように悲しんでいるようにしか思えなくなったのだ。
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優しいマットさんをいつもモスクで待ちわびていたであろうプティ。マットさんはこの世を去ってしまったが、これからは残された家族や猫たちと思い出を分かち合いながら、楽しい猫生を送ってほしいものだ。
via:thestar / nextshark / telegraph / nstなど / translated by D/ edited by parumo
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