にゃんこスターに賛否?キングオブコント準優勝の新人コンビに「神ネタ」「大嫌い」

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にゃんこスターに賛否両論?キングオブコント準優勝に「神ネタ」「大嫌い」
にゃんこスターに賛否両論?キングオブコント準優勝に「神ネタ」「大嫌い」

 話題になったもん勝ち? コント日本一を決める『キングオブコント2017』が10月1日にTBSで生放送された。巷では、1stステージで最高得点を叩き出し、最終的に準優勝に輝いた男女の新人コンビ「にゃんこスター」のコントをめぐって「神ネタ」「大嫌い」などと絶賛と酷評がぶつかり合い、大激論に発展している。

■コントの常識破りで松本人志と三村マサカズが最高点

 お笑いコンビ「かまいたち」が優勝を飾って幕を閉じた第10回キングオブコント。決勝では、2477組から選ばれた10組がぶつかり合った。

 そんな中、今大会で視聴者や審査員を騒然とさせたのが、結成からわずか5ヶ月のダークホース・にゃんこスターだ。7組目に登場した同コンビは、縄跳びを使ったリズムネタを展開。アンゴラ村長(23)の縄跳びダンスに、スーパー3助(34)が身振り手振りを交えて大声でツッコみ、最後は自己紹介で締めくくってオチを放棄。従来のコントの定石を覆すネタで、会場の空気を一変させた。

 審査結果もサプライズに。さまぁ〜ずの三村マサカズ(50)とダウンタウンの松本人志(54)が今大会最高の97点と採点し、にゃんこスターは1stステージ最高の466点をマーク。三村は「別にコントに決まりはないし、家に帰ってもう一度見たい」と讃え、松本は「まんまと入れさせられた」と脱帽した。

 ファイナルステージでは、かまいたちがウェットスーツのネタで478点を叩き出し、トリのにゃんこスターがどんなネタを繰り出すのか期待されたが……。フラフープを使って、1stステージとほぼ同じ形式のリズムネタを披露。かまいたちの逆転優勝を許した。

 準優勝に終わったものの、にゃんこスターの衝撃は各所で広まり続けた。

 一部芸能人は、称賛ムード。ハライチの岩井勇気(31)は「はぁー、にゃんこスター面白かった」とツイートし、吉木りさ(30)や元AKBの野呂佳代(33)がにゃんこスターのネタをマネする動画をアップ。審査員の一人だった三村もTwitterで「やっぱり、家でにゃんこスターを観てしまった」と報告している。

 巷では、SNSやネット掲示板で評価真っ二つの大激論に。「凄く面白かった」「初見の衝撃が本当に本当に凄かった」「超超カッコよかった」「神ネタ」と絶賛の声が相次ぐ一方、「勢いだけ」「大嫌い」「2回目も同じようなネタはだめ」「学芸会」「ただのリズムネタ」「うるさいつまんない笑えない」と酷評もズラリ。意見がぶつかり合い、論争に発展している。
 
 お笑いをテーマにした又吉直樹(37)原作の『火花』では、先輩の芸人コンビが賞レースでウケた漫才ネタを繰り返し、2本目で、音響を利用して1本目のセリフを流して活用するという常識破りを敢行。客が大ウケするも審査員が怒る……なんて事件が繰り広げられた。今回のにゃんこスターも大いに物議をかもしており、お笑い界の事件と化している。

「賞レースの観点から見れば、にゃんこスターのネタかぶりは致命的。審査員の採点も失速したし、一部視聴者の反感も買った。とはいえ、ご法度を破ったがゆえにインパクトが大きかった。ネタ自体は健全でテンポが良く、変わりダネ。新しいモノ好きでBPOの“監視”が厳しいテレビ業界にとって美味しい注目株。おまけに『松本人志が高評価』の看板までついている。当分オファーが殺到するだろう」(報道関係者)

 実際にゃんこスターは、早くも翌朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)に出演。さらに、スーパー3助が「お仕事の都合で」ライブ出演を9本キャンセルしたことをTwitterで報告するなど、相当数の仕事が舞い込んでいる様子。“賞レース特需”で爆進していきそうだが、それでもお笑いファンの論争はしばらく続きそうだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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