【真夜中のKISSマンガ#03】『僕等がいた』「好きだよ」からのキスがいい
こんにちは、少女マンガマイスターの和久井香菜子です。
毎週末に訪れるキッス情報の嵐に、みなさん悶えてますか? 和久井はとりあえず悶えてますよ!
今週のキッスは、突然降ってわいたダブルパンチ系です。いいなあこういうの。
今夜のKISSマンガ『僕等がいた』突然ですが女友だちっていいですよね。
先日、カメラマンをやってる女友だちに「離島に行くから防水カメラ貸して」などと無茶をお願いしたんですよ。普段使うモノじゃないとはいえ商売道具ですよ。ダメ元って感じだったんだけど「いいよー」って快諾してくれて、旅行の前日、和久井が熱出して寝込んでたら「カメラ家まで届けに行くよ」って言うんですよ。彼氏ですかあなたは。
別の女友だちとは、一緒にパーティへ行ったんです。そこで和久井はちょっと胃が痛くなってしまい、お酒も飲めずにいたら「家まで送るよ」って言って、ベンツで送ってくれたんですよ。あなたも彼氏ですか。
飲んだあとに駅の改札まで送ってくれる女友だちはいるし、マジであなたたちのせいで和久井は滅多に男性をカッコいいと思えないんですよ? わかっているのかしら?
矢野のカッコよさはハンパじゃないということで、滅多にカッコいいと感じない私なんですが『僕らがいた』のヒーロー、矢野はカッコいいです。
普段はだらしないしクラスの活動はサボるし、ろくなヤツじゃない。でもやるときはやるんです。文化祭の教室分けでトラブルが発生したときのこと。委員をやっている主人公のナナが責任を感じてしょんぼりしてると、矢野が言うんです。
「大丈夫」 「何かあったらオレが責任とるから」 「おまえは何も心配すんな」
そう言って教室を出て行き、みごと他クラスと交渉して結果を出してくるんです。
ナナもズキュンと来たらしく、リピートしてます。 「おまえは」「何も」「心配すんな」 すんな……すんな……すんな……。
たいていの男子は、面倒くさがりの事なかれ主義だから、せいぜいが「ナナを責めるなよ~」止まりじゃないですかね。有言実行ほどカッコいい男子はいませんよね。
そのうえ、矢野は過去にでかいトラウマを抱えて、女性不信になってるんです。「あなたの傷は私が癒してあげる!」ですよね。男子のトラウマは女子の萌えです。大好物です。
告白とチューのダブル攻撃!こうして、好きで好きでたまらない矢野にナナは告白します。
「じゃあ付き合う?」
その告白に対して、あまりにも軽い返事をする矢野。彼が自分のことを本当に好きじゃないと悟ったナナは「付き合うなら好きになってから付き合って」と、自ら断ってしまいます。
だけどその後、ナナとの関わりの中で気持ちに気づいた矢野は言うんです。
「一度しか言わないからよく聞いて」 「好きだよ」
そして指を絡め合ってチューですよ。昨今、ちゃんと告白してくれる男子が世の中に何人いますか! 和久井は「好きだ」とか「付き合って」とか言われた経験、ほぼありません!!(強調)
そこで、ナナは思います。
「奇跡のように 世界の色が一変していくのが見えた」
第1回で紹介した『溺れるナイフ』 の夏芽も「世界が変わった」と言ってましたね。どいつもこいつも、告白ひとつでキラキラしやがってほんっとに羨ましいな、おい。
そうして矢野は、付き合った途端にナナにめちゃくちゃやさしくなります。これもリアル男子にはあんまりないことですよね。男性脳というのは、精神的な距離を公平に保ちたいという意識が働くそうで、付き合ったり結婚したりする女には心を配らなくなるそうです。女からしたら「なんじゃそりゃ」ですよ。
チューしたとかしないとか言ってるうちがいいこの先、ナナと矢野はなんやかんやすることになるんですが、続きは本編でお楽しみくださいませ。付き合うとか付き合わないとか、チューしたとかしないとか言ってるうちが、大した悩みもなくてホント幸せですよね。やーれやれ。
(監修・文:和久井香菜子、イラスト:菜々子)