丈夫な喉は健康長寿の基本! 誤嚥を防ぐ簡単トレーニング法 (3/3ページ)
両腕が上がらないところまできたら、10秒静止。これも2〜3回繰り返す。これによって胸郭を広げることができる。
最後にもう一度、2〜3回の深呼吸を行う。
この一連の動作を、毎食前1日3セットは行いたい。
「まだそれほど嚥下機能が衰えていない40〜60代の人は、朝でも夜でも構わないので、1日1セットを習慣にすることをお勧めします。しかし、それも大変という人は『嚥下おでこ体操』、『あご持ち上げ体操』、『喉E体操』、『カラ嚥下』だけでも構わないので、やってみてください。わずか2〜3分で終わります。それによって、飲み込み力低下を防ぐ大きな力となってくれるはずです」
冒頭の『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』には、日常生活で注意すべきことが事細かく書かれているが、酒好き、激辛好きはほどほどに、とも指摘されている。日常的に刺激物を摂り続けていると、喉や気管の粘膜が弱り、しばしば炎症を起こすようになるという。また、“よく噛めばムセない”は間違いで、適度に噛んだところで飲み込むべしだという。
最後に、西山院長がこう語る。
「人間は誰でも年をとるし、衰えもする。しかし、早いうちから当たり前のことを当たり前にできるようしっかりやれば、老化を遅らせることはできる。普段からケアやトレーニングをすれば、嚥下、呼吸、発声の当たり前の機能を衰えさせずに長持ちさせることができる。そして、そうした姿勢が、寿命を延ばすことにつながると思っています」
誤嚥予防で健康長寿を目指そう。