【プロ野球】実力者・小谷野栄一(オリックス)はさすがの仕事。代打起用に応えた切り札は彼らだ!(パ・リーグ編) (2/2ページ)
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■ひと振りにかける矢野謙次
日本ハムにおける右の代打としてスタンバイし、パ・リーグ最多の代打安打を放ったのが矢野謙次だ。5月5日には代打で、続く6、7日は先発として3試合連続打点を記録するなど、シーズン前半は活躍が光っていた。しかし、後半はバットが湿りがちで、9月末には戦力外通告の報道も。37歳という年齢的にも、決断を迫られるタイミングなのかもしれない。
■高打率を残したモレルと松本剛
一方、ランキング内で代打打率が高かったのがモレル(オリックス)と松本剛(日本ハム)だ。
モレルは、外国人枠の関係もあって2年目の今季は出場機会が減っていたが、トータルの打率が.276だったのに対し、代打では9打数5安打で.556と勝負強さを見せた。なお、モレルは今季限りで現役を引退し、アメリカで父親が営むブドウ農園の跡継ぎとなるという。そのブドウは、日本でも会員制スーパーのコストコで販売されているとのことなので、訪れた際には、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。
松本は、帝京高出身の6年目。昨年までは10試合程度の出場にとどまっていたが、今季は序盤から、先発出場だけでなく代打、代走、守備固めと様々な場面で起用され結果を出し、交流戦あたりから2番打者に定着。トータル113試合に出場し打率.271とキャリアハイの成績を残した(代打では7回起用され6打数4安打)。来季は主力としての活躍が期待される。
■実力者・小谷野はさすがの成績
代打で2本塁打、9打点(ともにリーグ最多)を記録したのが小谷野栄一(オリックス)だ。アベレージも.400とさすがの数字。移籍してから故障もあってなかなか力を出し切れていなかったが、3年目にしてようやく規定打席に到達しトータル打率.279(リーグ9位)と仕事をした感がある。
日本ハム時代の2011年には打点王にも輝いた実力者。年間を通して試合に出られれば、これくらいの活躍は当然だろう。この10月には37歳となる、いわゆる「松坂世代」だが、まだまだ元気だ。
文=藤山剣(ふじやま・けん)