スーツの着こなしのポイント 「スマホをポケットに入れっぱなし」はNG!【デキる新人になる! ビジネスファッションのキホン】

フレッシャーズ

スーツの着こなしのポイント

何でもありの私服のファッションと違い、基本的にスーツしかないビジネスファッション。スーツはとてもよく考えられていて、適当に選んでもそれなりに決まる私服よりもずっと楽なスタイルです。でも、そんな楽なはずのスーツの着こなしで思わぬ損をしている人も少なくありません。スーツの着こなし本『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。』著者、石徹白未亜(いとしろ みあ)が、たまに見かける「損」なコーディネートを紹介します。

■スーツの着こなしの基本1 靴下は『黒子』でいい!

まずは靴下です。「スーツの着こなしの話なのに靴下?」なのですが、特に夏場において、「靴下」で損をしている人をよく見かけます。特にファッショナブルにスーツを着たい人がやってしまいがちなのが、「靴下短い、もしくは靴下履かない」スタイルです。足首で地肌がばっちり見えてしまっている、石田純一さんスタイルですね。

さすがに上下揃いのスーツを着ているときや、堅い職場に勤めている方で足首を出している人は見かけません。ですが、比較的カジュアルめに、ラフな着こなしも許されている雰囲気の職場で、かつ、上下揃いのスーツでなくジャケパン(紺色のジャケットと灰色のスラックスで合わせるようなスタイル)や、夏場、ジャケットを着ないでシャツにスラックスのスタイルの場合、足首を出している方をたまに見かけます。

そのような方はなぜ足首を見せてしまうのかと言えば、おそらく「雑誌やファッションサイトにそのような着こなしが出ていて、それをおしゃれだと思った」からでしょう。実際にファッション誌やファッションサイトを見ると、ジャケパンスタイルで足首を出したモデルが、オフィス街を颯爽と歩いている写真があったりします。海外のファッションスナップでも足首を出したジャケパンスタイルはよく見ますし、そんな美容師さんやアパレル店員さんも実際、よく見かけます。

美容に関する仕事をしていたり、ファッショナブルなふるまいをすることが求められる職場に就いているならば、本人もばっちりキメていることは、「仕事」であり正しいふるまいです。おしゃれじゃない美容師さんや服屋の店員さんのファッションアドバイスは説得力に欠けるでしょうから、これらの方々はオシャレな着こなしをするのが仕事の重要な一部です。

しかし、そうではない多くの業種、職種に就いている人にとっては、「足首を見せる」などに代表される攻めた着こなしはオシャレどころか「カジュアルすぎる」と減点ポイントになるかもしれない、ということは覚えておいて損はありません。

念のため付け加えておきますが「スーツで白い靴下」はやってはいけません。靴下は黒、紺、グレーなど、スーツか靴の色に合わせます。また、学生が履くような、ぼってりとした厚い靴下を履いているビジネスマンは、残念ながらたまに見かけます。ですがこれも紳士服店に行けば普通に売っている、ビジネス用の薄手の靴下にしましょう。休日と仕事日の靴下を同じにしたい! とめんどくさがらず、きちんと分けましょう。

たまにファッションサイトなどで「柄物の靴下(アーガイルなど)を履いて、ちょっと足首を主張するのが男のさりげないおしゃれ」みたいに紹介されていたりもしますが、こちらも先ほどの「足首見せる」をタブーとしたのと同様に、靴下の柄は「余計」な要素です。靴下は無地で十分というより、無地が極上です。「一部のファッショナブルな業界の人がしていることを自分はそのまま真似していい業種、職種なのか?」という視点は、社会人である以上忘れないでおきましょう。

同じ靴下を大量に買えば、例えば片足に穴が開いても別のものと組み合わせて使い続けられますし、何より、同じ靴下が大量にあると、洗濯物を乾かしたあと、どの靴下がどの靴下とペアだったか探す「神経衰弱」の工程がなくなって楽ですよ。

■スーツの着こなしの基本2「スマホをスーツのポケットに入れっぱなし」はNG!

スマホをスーツのポケットに入れっぱなし

今回はスーツの着こなし特集。「靴下」で失敗しないためについて触れてきましたが、次はタイトルでも触れた「スマホ」です。「スーツの着こなしの話なのにスマホ?」とまた思うかもしれませんが、今とても多いなと感じるのが「スマホをスーツのポケット(ジャケットやスラックスのポケット)に入れっぱなし」の方です。

大原則ですが、ジャケットのポケットだろうが、スラックスのポケットだろうがスマホを入れっぱなしにしてはいけません。スーツを着て、ジャケットの片方のポケットだけにスマートフォンを突っ込んだ状態で鏡を見てみましょう。当然、スマホを入れたポケットの方が重いですから、裾は傾きますし、スマホを入れた側のポケットはちょっと膨らんでいるはずです。

次に、スラックスのお尻のポケットにスマホを入れてみましょう。ウエスト位置がスマホの重みで、若干下がるはずです。正面から見たらわかりませんが、これも後ろの人から見ればお尻の部分はスマホ型にぽっこり膨らみます。

スマホをポケットに入れたところで、わずかな違いにしか思えない人も多いはずです。しかしスーツスタイルは基本的に使っているアイテムは全員同じなのです。このわずかな気の使わなさが、だらしない印象につながってしまうんですね。

スーツのポケットに入れていいものは「ハンカチ」までの重さで、スマホは避けましょう。入れっぱなしにしておくと型崩れの原因になりますよ。たまに、スマホどころかスラックスのお尻のポケットに「サイフ」を無理矢理突っ込んでいる人もいますがポケットの縁が傷んで、ほつれたり、破れたりしまいますよ。ジーンズのお尻のポケットに分厚いサイフを入れる感覚をそのまま、スーツでもそうしてしまっているのかもしれませんが、ウールでできたスーツのスラックスと、厚手の綿でできたジーンズでは厚さが全く違いますので注意しましょう。

カジュアルファッションは着崩したり、ラフに着たりする手法がありますが、スーツに代表されるビジネスファッションは「着崩す」「ラフ」ではなく、むしろ逆の「きちんとしていること」が求められます。

高校のころの制服を着崩したり、適当に着たりする感覚でスーツを着ると印象で損をしてしまうことがある、ということは忘れないでおきましょう。

■スーツの着こなしのコツ まとめ

1.自分が「ファッショナブルさ」を求められる一部の業種、職種であるかどうかを確認
2.「ファッショナブルさ」は特に必要とされないなら、靴下で余計な冒険をしない
3.スマホをスーツのジャケットやスラックスのポケットに入れる人は鞄に入れるよう習慣を改めましょう。

大切なのは、ビジネスファッションは「自分が今まで着ていたカジュアルファッションでしていたこと」と、違うルールのもとで動いているのだ、という意識です。

■石徹白未亜(いとしろ みあ)

ライター。イメージコンサルタント(個人に向けたスタイリング)。紳士服販売店でスーツの販売経験もあり。著書はスーツの超実践的指南書『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。』(CCCメディハウス)など。

・ホームページ:いとしろ堂 http://itoshiromia.com/
・『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。』(CCCメディアハウス)
https://www.amazon.co.jp/dp/4484172178

「スーツの着こなしのポイント 「スマホをポケットに入れっぱなし」はNG!【デキる新人になる! ビジネスファッションのキホン】」のページです。デイリーニュースオンラインは、ビジネスファッションのキホン仕事力オフィスファッションスーツ男性カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る