「アジア1番で世界に挑む」 セブンズ日本代表、ワールドカップ出場権獲得へ (2/3ページ)

ラグビーリパブリック

スリランカ大会で優勝ならば1位(34P)、2位(32P)となる。3位ならば30Pで、現在2位の韓国(20P)、3位香港(18P)の結果次第となる。

「『アジア1番』にならないといけない。1番でないと世界で戦えない。2020年東京五輪のためにも譲れない」と小澤主将は決意を語った。

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アジア2位が目標の男子セブンズ韓国代表(撮影:見明亨徳)

 韓国大会優勝の韓国は「2位以内」でワールドカップ出場を目指す。韓国大会では、香港大会からメンバーを入れ替えた。セブンズ、15人制代表で経験豊富な選手をすべて韓国電力から、金玄樹(キム・ヒョンス/FL)や韓建圭(ハン・ゴンギュ/LO、NO8)、金昌珉(キム・ジョンミン/FL)、 BKの金南郁(キム・ナンウク/CTB)、金洸民(キム・グァンミン/WTB)を追加した。

 これに香港大会の全6試合で総21トライ中9トライの鄭演植(チョン・ヨンシク、尚武=韓国軍体育部隊)、春の15人制・アジアラグビーチャンピオンシップで快速を見せた張容興(チャン・ヨンフン、尚武)=香港大会3トライ、4トライの李在馥(イ・ジェボック、尚武)がまじりあった。「ベテランと若手が融合した勝利」(金昌珉)の日本撃破となった。韓国大会でも総33トライ中、鄭は日本戦2トライなど10トライ、張7トライと2人で半分を取り切った。李は2トライ14ゴールと期待に応えた。

 韓国は前ホンダヒートのSH梁永勲(ヤン・ヨンフン)がコーチに就任し、「韓国代表としての精神力、基本の徹底」をチームに植え付けた。また梁コーチが対戦相手の分析で的確な指示をおこなっていることも見逃せない。「優勝は自信につながった。ワールドカップに出る」(梁)。韓国も大会終了後、20日から15人制の年度王者を決める全国体育大会(国体)がある。韓国電力は覇権奪回を狙う。尚武はチーム練習を10月初めに来日し流経大でおこなった。韓国内でもセブンズへの選手派遣、コンディション維持が課題だ。

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