続々と集まる各国の刺客?プーチン大統領にまたしても子犬が贈呈される。トルクメニスタン大統領より。
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思い起こせば5年前の2012年、日本から秋田犬のゆめ(メス)がプーチン大統領のもとに嫁いでいったことは記憶に新しいかと思う。
2010年にはブルガリアからブルガリアン・シェパードのバフィーが贈られており、各国から次々と刺客というかスパイというか犬たちが送り込まれている。
そんな中、 今月11日、ロシアのソチでプーチン大統領と対談したトルクメニスタン大統領は、誕生日プレゼントとして子犬をプレゼントしたと海外各紙が伝えている。
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RAW: Turkmen leader presents Putin with Asian shepherd puppy・プレゼントされたのは希少種、牧羊犬のアラバイ
プーチンの誕生日は10月7日である。御年65歳となった。パルモと1日違いだから忘れようにも覚えられない、じゃなく忘れられない。
「私たちは世界でも珍しいアラバイという犬が大好きです。今日はそのアラバイの子犬を連れてきました」とグルバングル・ベルディムハメドフ大統領はプーチン大統領との会談を前にスピーチし、子犬の首を掴んで高々と掲げた。
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・プーチン、子犬に「ヴォルニー」と命名
プーチン大統領は子犬を抱きかかえると、ヴォルニー(Verny)と呼びかけ、額にキス。その名はロシア語で「誠実」という意味だ。
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アラバイはトルクメニスタン原産のセントラル・アジアン・シェパードの亜種である。手織りの絨毯や同国原産のレース馬アハルテケと並び、トルクメニスタンの国家遺産に定められている。
子犬の頃はビロードのような被毛がむくむくと可愛らしいが、成長すれば精悍な牧羊犬となり、狼や見知らぬ人間から羊を守るため勇敢に戦うことで知られる。
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image credit:Central Asian Shepherd Dog - Wikipedia
トルクメニスタンは世界4位の天然ガス埋蔵量を誇る砂漠の国だ。両大統領は元ソビエト国家のサミットに合わせて、黒海に面するソチのリゾート地で会談した。
トルクメニスタン側にはロシアへの天然ガス輸出をどうにか再開したいという思惑がある。昨年ロシアは価格の合意が得られず、トルクメニスタンからの天然ガス輸入を中断した。
果たしてこの犬がトルクメニスタンの救世主となってくれるのか?それともうっかりプーチンに懐柔されてしまうのか?
日本にいるとトルクメニスタンのニュースはほぼ伝わらないが、それでも各国メディアがこの犬のことだけはウォッチし続けてくれることだろう。
犬を見つめているときだけはやさしい顔してるな
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via:RT / politico / thestarなど/ translated by hiroching / edited by parumo
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