【プロ野球】最下位ロッテに差すふたつの光。佐々木千隼と酒居知史の奮闘で来季こそ浮上を! (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■ドラ2酒居も先発転向後は好投

 シーズン序盤はリリーフ起用だった酒居も、5月に2軍落ち。その間、イースタンで13試合に登板し修行を積み、再昇格を果たした8月以降は先発として9試合に起用され5勝1敗、防御率2.86と、ひと回り成長した姿を見せた。

 9試合のうち、100球に満たずにマウンドを降りたのは1度だけ。6試合で110球以上投げていて、5勝のうちの2つは完投で挙げたもの。体力も十分にある。

 ストレートは140キロ台後半で、そこにスライダー、カーブを織り交ぜ、決め球はフォーク。強いチーム、好打者ほど燃えるという強心臓タイプだけに、来季、巻き返しを誓うチームにとってはもってこいのメンタルを備えた投手と言える。

■今季後半の成績を来季も

 シーズン序盤から最下位をひた走り、貧打がクローズアップされることが多かったロッテだが、チーム防御率はリーグ唯一の4点台と、投壊状態にも陥っていた。その中で先発ローテーションを守った涌井秀章はFA権を行使して移籍が濃厚と伝えられている。それだけに、しっかりとした先発の柱が必要不可欠だ。

 来季が2年目となる、佐々木と酒居が、今季後半のような内容で年間を通してローテーションを務めることが、ロッテ浮上のカギになる。

文=藤山剣(ふじやま・けん)

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