木村拓哉、映画主演が連続決定で本格化する”映画俳優”への路線変更 (2/2ページ)
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■求められる“キムタク”のアップデート
「この発表を受けて『木村拓哉はイメージじゃない』、『キムタクではない』という落胆の声が早くも上がっているようです。原作ありきの作品は、常に原作ファンからの批判は付き物ですが、俳優として『なにをやってもキムタク』という評判がまだある以上、通常よりも批判の声が目立っていますね」(芸能記者)
そうした背景もあり、事前のPR活動がより重要になってくるという。
「うまくPRしなければ『キムタクのイメージビデオ』などと揶揄されて、大コケしてしまう可能性は高い。以前に主演を務めた『無限の住人』についても、他の人気映画と同時期公開だったため、客足が伸びなかったという声もありしたが、それ以前にPRが全くうまくいかなかったという意見の方が多かった。共演の長澤もうまく活かしながら、テレビや様々なメディアでPRすることも重要かもしれません」(前出・芸能関係者)
この作品をきっかけに、培ってきたある種の“キムタク”というブランドをアップデートしなければ、今後の本格的な映画俳優進出は難しいかもしれない。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。