清水良太郎は芸能界追放へ?素行不良の二世タレントに業界内から擁護の声なし

清水アキラ(63)の三男でタレントの清水良太郎容疑者(29)が10月11日、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。当初は容疑を否認していた清水良太郎容疑者だったが、翌日12日には一転容疑を認め送検されている。
息子の逮捕を受け、父・清水アキラは12日に都内の事務所前で号泣しながら取材に応じ、「馬鹿野郎って言って突き放したいですけど家族ですから。家族がみんな一生懸命やってるんですけれど。厳しくやってるんですけれど。でも家族」と、家族という言葉を強調。
また、今後については「自分の事務所はクビにして、自分で歩いてもらいたい」と、事務所の解雇を明言し、息子の独り立ちを促した。清水容疑者は昨年一般女性と結婚し女児をもうけていたが、度重なる不祥事に、一家の大黒柱としての自覚はなかったともっぱらで、今回の件でも同情する声はあまり聞こえてこない。
「番組などの表向きでは“二世タレント”と呼ばれることに嫌悪感を示していましたが、実際はそれを盾に、芸能界の先輩相手でもかなり偉そうな態度をとっていたと、業界内の評判も最悪でした。2月に違法賭博容疑で謹慎を食らった後も、結局親の力でステージに戻っており、それも悪癖が治らなかった原因かもしれません。“出来るだけ関わりたくないタレント”として敬遠されていたいう声も多く聞かれましたが、結果本人が自滅する格好となりました」(芸能記者)
清水容疑者は、2月にも違法賭博疑惑を掛けられていただけに、いよいよ窮地に追い込まれたようだ。
■二世タレントに忍び寄る“夜の闇”
また、今回の清水容疑者の逮捕を受けて、違法賭博による謹慎から活動再開後に出演していた『今夜解禁!ザ・因縁』(TBS系)での、美川憲一(71)とのやりとりに注目が集まっている。
自身の違法賭博疑惑について、美川から単刀直入に聞かれた清水容疑者は「違法カジノだと知らなかった、お金はかけてない」と騒動を否定。また「だまされてる側なんですよ。捕まってもいないのに何でこんな大騒ぎに」「記者会見ってする必要ありますか?」などと、芸能界の先輩でもある美川に対して、失礼千万なコメントを連発していた。そんな清水に美川は、自らが大麻取締法違反で逮捕された過去を引き合いに出し、「あんたは逮捕されてないけど、信頼を取り戻すのは大変。あなたの自信過剰が仇になる」と、真剣に説いていた。
「元々被害者意識の強い清水だけに、賭博騒動の件も“自分のせいじゃない”と言い訳しながら過ごしていたことが、結果的にこの様な事態を招いたということでしょう。若い頃から派手な遊びが好きで、業界内でも夜遊び好きな“アブナイ”芸能人として真っ先に名前があがるほどでした。周囲の環境を考えれば、クスリの誘惑があったのも当然といえます。特に二世タレントだと、年齢に合わない額のお金を持っていることが多いので、ドラッグにハマる可能性も高いのではないでしょうか」(前出・芸能記者)
自身が過ちを犯した過去まで語った美川の説教は、今なら清水の胸に響くのだろうか。
- 文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
- ※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する