広島でカキの水揚げ解禁! 新しい水質浄化作戦も進行中 (2/2ページ)

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坂町漁協の長船幹成組合長は、「水温が高いと産卵時期に体が弱り、カキが死にやすい。それが去年は特にひどくて」といわれていました。

特に夏場は影響が出やすく、例年だと3割以下の被害なのに、去年は7割にもなったそうです。長船組合長は、「将来的にもっとひどくなるんじゃないかという懸念があるので、早くから対策をしたい」といわれていました。

漁協は広島大学などと協力し、2つの水質浄化対策を始めました。1つは、石炭灰から作ったハイビーズと呼ばれる粒を、海底に敷き詰めるもの。もう1つは、ヘドロに含まれる有機物を食べ、電気を作る微生物による浄化方法です。この微生物燃料電池は、ヘドロと海中に電極を入れ、電子の動きを利用し、有機物を分解するそうです。

実験は6月から始まりました。広島大学大学院海岸工学のスタッフによると、水中の硫化水素の発生が抑制されたといいます。同大学のナロン特任助教は、「ある程度成功です。効果を確認できた。今後水質改善するには、広いスケールでやらないといけない」といわれていました。

広島のカキを守る取り組み、さらなる進化を望みたいですね。(ライター・石田こよみ)

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