これから年末にかけては、クリスマスパーティや忘年会など何かと集まって飲んだり食べたり、遊んだりする機会が増えていきます。全て前向きに参加したいものであればいいのですが、中には「参加したくないな……」と二の足を踏む集まりもあるはず。そこで今回は現役大学生のみなさんに、「正直参加しなければよかった集まりはあるか？」というアンケートを取ってみました。

Q.正直「参加しなければよかった」と感じた集まりはありますか？

ある……205人（51.6％）
ない……192人（48.4％）

結果は、397人中205人が「ある」と回答。おおよそ半々という結果に。では、その205人はどんな会に「正直参加しなければよかった」と思ったのか、6つのジャンルに振り分け、順位付けしてみました。

Q.あなたが「正直参加しなければよかった」と感じた集まりはなんですか？

1位 飲み会（サークル、ゼミ、バイト関係など）……32人(15.6%)
2位 趣味の集まり、イベント……26人(12.6%)
3位 友達との集まり、女子会……15人(7.3%)
4位 合コン……9人 (4.3%)
5位 OB・OG関係、社会人とのパーティー……7人(3.4%)
6位 同窓会、結婚式……6人(2.9%)
※その他……85人

1位は飲むことを主体とした集まり。ここも細分化すると、サークル・ゼミの飲み会が18人、バイトの飲み会が5人などとなっています。2位は、同じ趣味を共有しているはずの集まり。3位はこれまた気が合うはずの友達との会。特に気兼ねなく集まれるはずのメンツでも行かなければよかったと思っている人が多いという不思議な結果となりましたが、その理由を見てみましょう。

■1位……サークル、ゼミ、バイト関係などの飲み会

・サークルの打ち上げ。基本参加しろと言われるが、あまり話す相手が少なく、朝までオールで楽しくないから（女性／21歳／大学3年生）
・サークルの打ち上げ。断ったら感じ悪いと思われるだろうから行かざるを得なかった（女性／21歳／大学4年生）
・バイト仲間の飲み会。いつもは尊敬できる先輩だけど、お酒が入ると手がつけられないため（女性／20歳／大学2年生）
・先輩との飲み。嫌いな先輩の卒業祝いに付き合わされた（男性／22歳／大学4年生）
・先輩後輩との飲み。私はお酒が飲めないので、酔いつぶれた人を介抱しなければいけなくなる（女性／21歳／大学4年）

サークルやバイト関係の飲み会は上下関係もあるのでなかなか断れないですよね。お酒があまり得意出ない人だと、いったい何をしていいのやら持て余す時間は地獄ではないでしょうか。

■2位……趣味の集まり、イベント

・あまり仲よくない友人にバンドのライブに誘われたが、仲よくないがゆえに断れなかった（男性／20歳／大学2年生）
・人と話すのが苦手なので、知らない人だらけのイベントに参加したときは苦痛だった（女性／19歳／大学2年生）
・旅行に誘われて行ったけど、日程的にきつかったし金がなかった（男性／21歳／大学2年生）

趣味の集まりといっても、その没頭する深度によっても楽しさは変わってきますよね。また「あまり仲よくないゆえに断れない」という意見、痛いほどわかります。

■3位……友達の集まり、女子会

・飲み会に誘われて行ったけど、ダイエット中だったので行きたくなかった（女性／22歳／大学4年生）
・ドロドロの関係をいつもみせられるから（男性／21歳／その他）
・遊ぶ日の少し前にフッていて、どういう顔をすればいいのかわからなかったから（女性／22歳／大学4年生）

ダイエット中だろうが、フッた人間がそこにいようが、否応なしにやってくるお誘い。友達の集まりだから、軽く断れるわけではなく、一生付き合うかもしれない友達だからこそデリケートなのかもしれません。

■その他の「行かなければよかったなぁ……」エピソード

・喫煙者ばっかりだったとき（女性／22歳／大学4年生）
・合コンに誘われて、めんどくさい流れになったとき（女性／18歳／大学1年生）
・忘年会で新人いじりが激しく、あまり場に馴染むことができなかった（男性／20歳／短大・専門学校生）
・ご飯会。当日にめんどくさくなる（男性／22歳／大学4年生）
・同窓会に参加したが、友達がいなくてぼっちだったから（女性／21歳／大学3年生）

さて、参加しなければよかった集まりが「ある」と答えたのは205人。上記は会合別の順位ですが、「理由別」で割り振ってみると……、

1位 付き合い、断ると気まずい……15人
2位 金銭面……14人
3位 会合でぼっち状態……13人

という結果に。財布がきつくても、ひとりぼっちでも、自分が犠牲になってでも会合に参加し、和を重んじる。空気を壊さないことに敏感な日本人、若者の特性が顕著に出たアンケートとなりました。

文　佐藤充

マイナビ学生の窓口調べ
調査期間：2017年10月
調査人数：大学生男女397人