歌姫たちの「壮絶事件」61年(5)<衝撃死の真相>坂井泉水は闘病中に雨上がりの手すりに腰掛け… (1/2ページ)

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歌姫たちの「壮絶事件」61年(5)<衝撃死の真相>坂井泉水は闘病中に雨上がりの手すりに腰掛け…

 決して演出されたわけではないのに、死に際まで注目されてしまう。それが歌姫の生き様なのだろうか。

 95年、東洋の歌姫、テレサ・テン(享年42)の死因は気管支ぜんそくの悪化だった。ところが、さまざまな憶測が飛び交ったのだ。

「旅行先のタイで、家族に看取られることもない急逝が謎めいていました。その結果、『暗殺』『エイズ』といった死因や、『彼女は台湾政府のスパイで対中工作を行っていた』などの疑惑がしきりに報じられました。しかし、死因に関しては医師のカルテが残っていて、それらはデマだったと言わざるをえません」(スポーツ紙芸能デスク)

 13年8月、藤圭子は東京・新宿のマンション13階から身を投げて、この世を去った。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が振り返る。

「ひと言で言えば、寂しすぎる死に様でした。捜査関係者によれば、瞳孔が開き、心肺停止状態と確認できても、遺体が藤圭子さんだとすぐにわからなかったそうです。かなり痩せてしまっていて年齢よりも老けて見えたせいでしょうね。感情の起伏が激しく、酒やギャンブルに依存しがちな生活だったそうです」

 98年に娘・宇多田ヒカルをデビューさせ、莫大な収入こそ得てはいたが、離婚をして家族はバラバラになるなど、孤独にさいなまれていたのかもしれない。

 06年には、ニューヨークのケネディ空港で所持していた現金約42万ドル(当時約4900万円)が入った手荷物に麻薬探知犬が反応。差し押さえられた(09年に返還)際に、テレビの取材に対して「カジノで使う金」と説明し、「5年で5億円は(銀行口座から)現金を下ろした」などと、自由気ままぶりを豪語していたものだが、そうした生活がかえって息苦しくなったのだろうか。

 90年代にテレビ露出を避けた手法で一世を風靡したZARDのボーカル・坂井泉水(享年40)の突然死は07年5月だった。前出・スポーツ紙芸能デスクが当時の取材ノートを見返す。

「歌姫たちの「壮絶事件」61年(5)<衝撃死の真相>坂井泉水は闘病中に雨上がりの手すりに腰掛け…」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 10/26号テレサ・テン藤圭子坂井泉水ZARDエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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