ビートたけしの名言集「パロディと直感で殿が付ける弟子の芸名」 (2/2ページ)

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 一方、本人が珍芸名を承諾しても、家族が許さないケースもあります。かつて、「ウサマ・ビン太郎」と名付けられた新弟子が、喜び勇んで田舎のお母さんに電話し、「母さん、たけしさんから芸名を付けてもらったよ!」と、その芸名を報告すると、母親は静かに「もう辞めて、すぐに帰ってきなさい」と、帰郷を命じたそうです。3日後、親思いの彼は悩んだあげく、人知れず去っていきました。が、

「惜しいな。もうちょっと頑張れば、O111(オー111)太郎に替えるつもりでいたのにな‥‥」

 と、その年、世間を大変騒がせていた、出血性大腸菌をもじった芸名を思いついては悔しがる、殿なのでした。

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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!

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