由伸巨人 30億円超「金満補強」の大号令!(3)監督は厳しいヘッドを拒否 (2/2ページ)

アサ芸プラス

選手時代からごく一部を除いて後輩の面倒を見てこなかったツケもあり、求心力は弱く、監督のために戦いたいという選手はほとんど見当たりません。引退した相川にも球団はコーチを打診しましたが、逃げ出すように、断られてしまった。選手起用でも好き嫌いが激しく、同じく引退した片岡は全然使ってもらえず、モチベーションが低下し、ジャイアンツ球場で練習するのに犬を連れてきていたほどです」(球界関係者)

 今季は接戦での勝負弱さが目立った。1点差で負けた試合が27試合。いまだにやりたい野球が見えず、選手たちが戸惑う場面も多かったが、来季も体質が改善される兆しが見えない。

 これまで巨人の歴代監督で優勝できなかったのは、2年間指揮を執った堀内恒夫氏(69)だけ。契約が切れる3年目の来季もBクラスなら、記録を更新する形での解任劇が断行されるだろう。西本氏は言う。

「今季は途中から鹿取GMになったが、『若手が育ってこない』という声が聞こえてくる。それでも選手を育てる環境を作るのがコーチ陣の役割ではないか。75年、監督1年目に最下位になった長嶋監督は親しいコーチ陣を刷新し、優勝を目指す厳しい環境を作ることで翌年リーグ優勝を果たした。また、私自身、長嶋監督にはビンタをもらったこともあるが、厳しさを見せるこでチームの士気を高めるのも指揮官の役割です。高橋監督はこの2年の失敗を逆手に、時に鬼となって非情の采配に徹することも必要ではないか」

 やはり若手の育成はチームにとって必要。それでもカネに糸目をつけず補強してでも勝ちたいのが、由伸監督のホンネだろうか。

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