レディーススーツの着こなし術! ファッション誌の着こなし30Daysをまねるのは危険?【デキる新人になる! ビジネスファッションのキホン】
- タグ:
-
ビジネスファッションのキホン
-
仕事力
-
オフィスファッション
-
スーツ
-
男性
女性のビジネスファッションは、スーツさえ着ていればOKな男性のビジネスファッションよりもはるかに自由度が高く、それゆえに「どうしたらいいかわからない」となっている方も少なくないのではないでしょうか。ここでは、『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。』(CCCメディアハウス)著者、石徹白未亜が、レディーススーツやジャケットを着る女性が気を付けるべきポイントや着こなし術について触れていきます。
■「できる女性」に見せるために大切な レディーススーツ着こなしのポイント
レディーススーツの着こなしは男性より難易度が上がります。「スーツさえ着ていればOKな男性と違い、女性のビジネスファッションははっきりしたルールが存在していない」からです。
女性向けファッション誌では毎月のように「OLミユの仕事に恋に! 30daysコーディネート」といった感じのOLコーディネート例が紹介されていますね。ですが、これは勤めている業種によっては若干ファッショナブルすぎるのではないか、というものも散見されます。あくまで職場や得意先は「お仕事をする場所」であり「ファッショナブルな人だ」と思わせる場所ではありません。
職種や業種、社風によってはかなりカジュアルでも問題ないところもありますが、あなたの業種、職種はどのくらい服装に堅いのか、そしてそれだけでなく、客先を訪れることのある人は、客先はどのくらい服装に堅いのか、という意識も必要です。
以上をふまえた上で、「できる女性に見せる」ための、女性のレディースファッションの着こなしのポイントを3点説明していきます。
レディースファッションの着こなし術1 何はなくとも会社ルールを確認!
営業職の人なら外回りではジャケットを必ず着用、など社内ルールがあるところもあるはず。まずは社内ルールを確認しましょう。
レディースファッションの着こなし術2 「揺れる」は仕事のシーンでは不要
「長いチェーンがついていて、その先についたモチーフが動きに合わせてゆらゆらと揺れるピアス」。こういったピアスはデートや出会いの場にはふさわしいと思います。「揺れ」は目線を奪いますので、ピアスに目が行く→気が付けばピアスをつけた本体の方も気になる、という効果も狙えます。
しかしこういったアイテムはプライベートならばともかく、お仕事のシーンでは身に着けないほうがベターでしょう。
「おしゃれをして楽しく仕事がしたい……」という声も聞こえてきそうです。ですが、ビジネスシーンでは「誠実そうに見えることがまず大切」という考えを忘れないようにしましょう。
ずっとピアスで話してきましたがブレスレットなども同様です。ブレスレットも手の動きに合わせ揺れますし、さらに、特に何連も重ねるブレスレットはデスクワークでは机に当たって金属がガシャガシャ音を立ててしまうこともあります。
アフター5に何かときめくようなイベントがある場合は、仕事中はシンプルなピアスにして、仕事後に「ゆらゆらピアス」に変更し、ブレスレットもそのときに装着するのもいいでしょう。アフター5グッズをそろえておくと、「変身!」気分が味わえて楽しいですよ。
レディースファッションの着こなし術3 気を付けたい、「スカートの丈」
ボトムはスラックスではなくスカートという人はスカートの丈に注意しましょう。特に「身長の高い人」「スカートはAラインのスカートでなく、タイトスカート派な人」ほど気を付けたいところです。
ビジネスシーンは「立ってばっかり」ではなく、座るシーンも多いはずです。立って試着したときはちょうどよく見えた膝丈のスカートが、いざ座ってみたら思ったよりスカートが上に上がりすぎてしまうということも。特にタイトスカートは上に上がります。
職場の椅子だったり、パイプ椅子程度ではそこまでスカートは上がりませんが、応接室などにあるたっぷりしたソファーはお尻が深く沈むため、脚が必要以上に見えてしまうことも。余計なことでそわそわしないよう(あなたも気まずいと思いますが、相手も気まずいはずです)、スカートの丈には細心の注意を払いましょう。
■レディースファッションの着こなし術まとめ
きれい、かわいいだけではダメなビジネスファッション。「きちんとした/できる」印象を出すための三箇条をおさらいしましょう。
1.まずは社内ルールを守る!
2.「揺れるアクセサリー」は基本アフター5に。特に謝罪時などの気まずいシーンでは、余計なことで目立ったところで損するだけです
3.立っている状態だけが服ではありません。スカート派、特に「身長が高い」「タイトスカート派」な方はスカートの丈が短くなりがち。試着時はかならず座ってみましょう
「美しく賢く見せる術を知った」ビジネスパーソンになりましょう!
■石徹白未亜(いとしろ みあ)
ライター。イメージコンサルタント(個人に向けたスタイリング)の仕事も行う。紳士服販売店でスーツの販売経験もあり。その経験を活かした著書がスーツの超実践的指南書『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。』(CCCメディハウス)。女性向けにも個人向けファッションコンサルティングを行っている。
・ホームページ:いとしろ堂 http://itoshiromia.com/
・『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。』(CCCメディアハウス)
https://www.amazon.co.jp/dp/4484172178