清宮幸太郎を待ち受ける「未知なるプロの洗礼」(3)「鎌ケ谷の案内は任せろ」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

 そうした懸念材料など取り越し苦労に終わればいいが、いずれにせよ、最終的にはバットで結果を出していかなければならない。

「プロ1軍の試合では弱点を徹底的に攻められます。昨年、日大三高の櫻井周斗(DeNAが交渉権獲得)に外角低めのスライダーで5三振を喫しましたが、当面は内角球で上体を起こされ、外角のストライクからボールになる球で勝負されるでしょう。そんな弱点に問題意識を持って練習に取り組めるかどうか。中田や大谷は乗り越えてきましたが」(前出・球団関係者)

 さて、球界のご意見番・広岡達朗氏は清宮ブームに釘を刺す。

「高校時代のホームラン記録? そんなものはまったくアテにならない。高校時代に何本打ってもプロでは全然成功しませんよ。清宮の弱点はズバリ、走力のなさ。足が遅い選手はプロではお荷物になるだけ。せめてDHのあるパ・リーグが引いたのはラッキーだったが、本来なら早大に進学して、走りを鍛え直してからプロ入りするのが彼のためだったと思っています」

「メジャー入り」の志高い目標が逆に命取りとならなければいいが、清宮の挑戦はまだこれからである。

「清宮幸太郎を待ち受ける「未知なるプロの洗礼」(3)「鎌ケ谷の案内は任せろ」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年11/9号斎藤佑樹早稲田実業清宮幸太郎日本ハムエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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