【新東方見聞録】東南アジア・カトリック教会巡りの旅へ! (2/3ページ)

GOTRIP!

彼はバスク人です。現在のスペイン領バスク地方は今も独立を呼びかける動きが活発ですが、ザビエルはそうした微妙な立ち位置にいる人物だったことは明記しておくべきでしょう。

彼がアジア布教に出ていた時代、今のインド以東の地域は「東インド」と総称されていました。もちろん、日本もその東インドの一部です。一方で南北アメリカ大陸は「西インド」という総称です。このあたりも、カトリック布教史を語る上で非常に重要な点と言えます。

さて、ここで手元にGoogle Mapがあればぜひご覧ください。どんな事業にも「拠点」というものは欠かせません。カトリックの東インド布教においてその拠点となったのは、インドのゴア、マレーシアのマラッカ、マカオ、フィリピンのルソン島です。とりあえずこの4ヶ所を確保しておけば、あとはどこにでも行けます。

現にザビエルも、マラッカを拠点に活動していた時期がありました。ここから現在のインドネシア東部にまで足を伸ばしていたりもします。スラウェシ島には「ザビエルのカニ伝説」というものがありますが、これは船上のザビエルが海にロザリオを落としてしまった際、後日砂浜を歩いていたカニがそのロザリオをハサミに持っていたという内容です。

・ローカライズしていく教会

カトリックが「勝手な教義の解釈を許さない」ということは先述しましたが、じつはそこに大きなゆとりがあったのも事実です。

塩野七生さんが『十字軍物語』の中で説明していますが、カトリック教会は基本的に事後報告主義です。広大な地域を福音宣教に出かける中で、いちいちローマからの了承を取っていたら時間がかかってしまいます。

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