LiLICoオススメ「肉食シネマ」 役者愛に溢れたエンターテインメント 『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』 (1/2ページ)
ハロウィーンが終わると大好きな時期がやってきます。それは、私の誕生日(11月16日)やクリスマスはもちろん、何より映画館で素敵な作品に出会うことができるからです。秋はミニシアターの作品も充実していて、仕事終わりや休日は、ぜひ映画館へGO!
今回は、HIROさんがプロデュースする『HiGH&LOW』シリーズのファイナル・ミッションをご紹介します。
“前作を見てない!”という方のために説明させていただくと、この作品は、もともとは日本テレビの連続ドラマで、'16年『ザ・ムービー』の映画化を皮切りに、『レッド・レイン』、『エンド・オブ・スカイ』、そして『ファイナル・ミッション』と続く大人気シリーズ。
ただ、正直見る前は、HIROさんが会長を務める『LDH』所属のEXILEを筆頭とした、タレントパフォーマーのプロモーション映画と思い込んでいました。しかし、それは大間違い。この映画こそ、若手にとって夢のような企画であり、ベテラン役者にとってもやりたかったことが叶う場所。まさに、愛に溢れた映画だったのです。
エキストラを入れないで100人の役者それぞれの個性を引き出したエンターテインメント性は抜群。シリーズものだけに、脚本やプロデュースのセンスがとても大事ですが、今作だけ見ても十分楽しめる内容に仕上がっています。
自分の街を守るために喧嘩を売る若者たち。しかし、それは心の弱さの裏返し。自分をどう表現すればいいのか分からず、その結果、拳で自分の思いを表現してしまうのです。
今回のファイナルでは、チームが一丸となり、大きな悪と戦います。注目は、LDH所属のパフォーマーだけでなく、他の事務所のタレントも多く出演していること。しかも、彼らの得意分野をふんだんに生かした演出は、まさに“愛に溢れた”見せ場となっている。
中でも、最も心を躍らせたのがZENさん。『パルクール』という“跳ぶ・走る・登る”を追求した移動動作はアクロバットの世界では超有名ですが、なかなか目にする機会はないですよね? そう、劇中では素晴らしい技の数々を、さりげなく盛り込んでいます。
また、岸谷五朗さんをはじめとする本格派ダンディー役者陣が最高にいい味を出してくれれば、突っ込み所は小泉今日子さんとYOUさんが代弁、と絶妙。