画家ゴッホも発症していた?視界が黄色に見える「黄視症」とは (4/4ページ)
薬

■ ジギタリス
ジギタリスは古くから使用されている薬で、心不全・心房細動などの不整脈に対して現在でも使用されています。
血液中濃度を下げれば視力や色の見え方は回復すると言われていますが、治療に必要な血中濃度と、中毒症状が出る血中濃度が近く、また治療に必要な血中濃度でも視力低下などの眼科的症状が出ることもあります。
ジギタリスの副作用は、視細胞という網膜の細胞の機能を低下させる眼科症状だけではないため、使用中に眼科的症状が現れた場合は、処方している医師に連絡し薬の調整を相談するのが良いと思われます。
最後に医師から一言

色の見え方がおかしいという症状は、視力検査のような客観的で簡便な検査がなく、症状を伝えるのが難しいかもしれません。異常に気付いたら眼科でご相談ください。
(監修:Doctors Me 医師)
参考文献
・Lee TC JAMA 1981. Van Gogh’s vision. Digitalis intoxication?
・若倉雅登・清澤源弘・山田昌和・石郷岡純 金原書店 解決!目と視覚の不定愁訴・不明愁訴