幸せになるにはお金が必要か……。これは大人になってもついつい話題にしてしまうことですが、大学生のみなさんも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。幸せにはお金があってこそ！ いや、幸せだと思う気持ちにお金は関係ない！ などさまざまな意見があると思います。そこで今回は、現役大学生に幸せになるためにはお金が必要かどうか聞いてみました。あなたはどちら派ですか？



■幸せになるためにはお金が必要だと思いますか？

必要だと思う……372人（90.3％）
必要だと思わない……40人（9.7％）

お金が必要だと思わない学生はわずか40人と言う結果になりました。実に多くの人が幸せになるためにお金は必要だと感じているようです。

■幸せになるにはお金が必要だと思う

●心の余裕

・いくらきれいごとを言ってもお金がなければ心も貧しくなると思う（男性／22歳／大学4年）
・ある程度お金がないと、心に余裕が生まれずピリピリするから（女性／24歳／大学院生）
・お金がない生活は、身動きが取れず心が荒む。節約に命をかける生活なんて耐えられない。文化的なことをもっと楽しみたい（女性／22歳／大学4年）

お金に関わらず心が追い込まれているときは、小さな幸せを見落としがちです。お金の余裕は心の余裕なんて言いますが、そこからさらに幸せにも関係していると思うようです。

●やりたいことができる

・ほしいものを手に入れられて、食べたいものを食べられて、旅行に行けることが幸せだから（女性／23歳／大学4年）
・お金があれば、ある程度自由になる。自由に自分の好きなことができる。お金を稼ぐためだけに仕事だけして終わる毎日は幸せとは言えない（女性／22歳／大学4年）
・趣味の時間があると幸せだが、趣味にかけられるお金がないといけないから（男性／20歳／大学2年）

自分の好きなことにかけられるお金と時間は大切ですよね。お金がかかるような大事な趣味がある人は、幸せとお金が切り離せないものになるのかもしれません。

●生活があってこそ

・もともと実家が貧しく、ほしいものを十分に買ってもらえなかった。服装もみすぼらしく、お下がりが多くて悲しい気持ちだった（男性／21歳／大学2年）
・たくさん必要だとは思わないが、生きていく上で最低限は必要だと思う（男性／20歳／大学2年）
・お金より大事なものはたくさんあるが、お金がなければそれすらも守れない（女性／20歳／短大・専門学校生）
・なんだかんだお金があることでたまに贅沢とかができて、それによって円満な生活があると思う（男性／20歳／短大・専門学校生）

“それなりの生活"にも個人差はあると思いますが、生活がまともにできていない状況では幸せどころじゃない、ということでしょうか。

●その他

・経済力があればほとんどのことが解決できるから（男性／22歳／大学4年）
・お金があればいい教育を受けさせてもらうことができ、いい収入の職につける（男性／22歳／大学4年）
・お金がなくても幸せなんていうのは理想論で、実際はみんな幸せになるためにお金を稼いでいる（男性／27歳／短大・専門学校生）
・借金まみれの知り合いが家族離散状態になったのを見たことがあるから（男性／20歳／大学2年）

お金が必要と答えた人は〇〇できるから幸せ、お金がないと〇〇できない、と行動と紐づけている人が多いようですね。続いて、反対意見を見ていきましょう。

■幸せにお金が必要だとは思わない

・経済的にあまり余裕のない家庭で育ったが、幸せだった（男性／20歳／大学2年）
・お金があっても孤独ならつらい（男性／23歳／大学2年）
・お金がなくても少なくても、幸せな人は幸せだから断言はできない（女性／22歳／大学院生）
・幸せかどうかは心の持ちようだと思う（女性／23歳／大学4年生）
・自分が不幸を感じずに、気に入った場所に住み、幸福感を抱いて生活できれば、必ずしもお金は必要ないと思う（男性／19歳／大学2年）

お金を必要だと思わない人は、幸せという気持ちをもっとシンプルに考えているようですね。

以上、幸せとお金の関係についてでした。何をもって幸せととるかは価値観や経験によっても大きく違ってくるもの。さて、みなさんの意見はどちらでしたか？

文　さきっちょ

マイナビ学生の窓口調べ
調査期間：2017年11月
調査対象：大学生男女412人