慶大「Fチーム」スタートの中村京介副将、早慶戦へ「責任」のスイッチ押す。 (2/2ページ)

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「A、Bチームの試合では、C、Dチームとは相手のコンタクトのレベルが違います。初めて出たばかりの頃は、車に当たられるぐらいの衝撃を感じていました」

 そうは言っても11月5日には、神奈川・相模原ギオンスタジアムで大学選手権8連覇中の帝京大に28-31と応戦。試合中盤には接点に身体をぶつけ、相手ランナーからボールをもぎ取った。

 下積みが長かったためか「(いまの好調が)いつまで続くんだろう」と謙遜しきりだが、与えられた責任を果たしたいとも意気込む。

「試合に出たくても出られない人たちが何人もいるなか、15人のメンバーに選んでいただいている。下手なプレーはできないという思いはある。シニアのチームでは勝ち負けも重要ななか、しっかりしたプレーをしないと落とされる。裏(Aチームの練習相手となるBチーム)の選手やジュニアの選手たちに『なんでこいつが出ているんだ』と思われないように、頑張らないとな、と」

 

 芝の外では「いまでもそんなにタックルは好きじゃないです。怖くて…」と苦笑するが、いざ試合になれば「そんなことは言っていられない」。闘争心のスイッチを入れ、迫りくる赤と黒のジャージィを「1メートル」でも「2メートル」でも押し戻したい。

(文:向 風見也)
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