歓迎会の挨拶のコツとは? 例文もチェックしよう
学校、サークル、会社など、新しい仲間を迎えるために歓迎会を開くことがあります。社会人の歓迎会は居酒屋でのコンパの延長ではなく、これからの心構えをアピールする場でもあります。今回は、歓迎会でどのような挨拶をすればいいのか、例文付きでご紹介します。
■歓迎会の挨拶で押さえておくべきこと
歓迎会では、新しく入ってくる人を迎える側の挨拶、歓迎を受ける側の挨拶と、2パターンの挨拶があります。今回ご紹介するのは、会の主役として歓迎される新入社員の立場での挨拶です。この場合の挨拶には、以下のような内容を盛り込むといいでしょう。
●まず名乗る
まずは配属先と氏名をフルネームで伝えます。元気よく、はっきりと言えるようにしましょう。ぼそぼそと聞き取りにくい調子だと、名前を間違えて覚えられてしまうこともあります。
●歓迎会を開いてもらったことへのお礼の言葉
簡単で構いません。「本日は、私(たち)のためにこのような歓迎会を開いていただき、ありがとうございます」この程度で十分です。
●簡単な自己紹介
履歴書に書くような内容ではなく、自分がどんな人間なのかを知ってもらうための自己紹介です。「大学で〇〇をやっていたので〇〇です」など、補足のためにサークルや趣味のことを盛り込むのは問題ありません。
●今後の抱負
仕事のことはまだわからなくても問題ありません。これから覚えていく、わからなくても努力するなど、熱意があるというところをアピールするといいでしょう。
●結びの言葉
ごく一般的な言い回しで問題ありません。
新入社員としての歓迎会の挨拶の例文を見てみましょう。
■歓迎会の挨拶の例文(新入社員)
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〇月〇日付けで〇〇部に配属になりました、〇〇〇〇と申します。
本日は、私たち新入社員のためにこのような歓迎会を開いていただき、
ありがとうございます。
私は小さいころからスポーツが好きで、中学生になってからはずっとサッカーをやってきました。その中でチームワークの大切さを学び、苦しいときでも諦めずに頑張れる精神力を養ってきました。体力、根性には自信がありますので、力仕事などはお任せください。
入社以来先輩方にはいろいろとご指導をいただいておりますが、わからないことも多く、まだまだ戦力にはなっていないと思います。勉強はあまり得意でなかったので物覚えはよくないかもしれませんが、一日も早く仕事を覚えて先輩方のお役に立てるように頑張っていきます。
皆さま、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
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歓迎会の挨拶のコツについてご紹介しました。新入社員としての挨拶は、上司や先輩社員に対しての自己紹介だけではなく、これからその会社で頑張っていくという決意表明の側面も持っています。できれば、歓迎会本番までに何度か練習して、しっかり言えるようにしておきましょう。
(藤野晶@dcp)