ヒロ ホンダ 映画「アウトレイジ最終章」出演で注目を浴びる仕事人 (2/4ページ)
それがきっかけで、北野監督の紹介で今のオフィス北野の預かりとなりました」
とはいえ、一般的には無名の俳優がなぜ『アウトレイジ 最終章』に出演することになったのか。
「僕はもともと、アメリカで役者を目指していたのですが、2013年の夏に帰国した時に、たまたま北野監督にお会いする機会があったんです。実は、僕の父がたけしさんとよく仕事をしていて、役者の勉強をしていることを監督に伝えてくれていたんです。
その時はご挨拶程度でアメリカに戻ったんですが、'15年になって、北野監督がこの映画の準備に入り、張会長の秘書役でちゃんとした英語が喋れる役者さんを探しているということで『やってみるか?』と言っていただき、出演が決まりました」
映画監督として接した北野監督からは、貴重なアドバイスも受けた。
「シャイな方なのか、最初はほとんどお話できなかったんですが、何度かお会いしているうちに貴重なアドバイスをいくつもいただきました。特に『芸は10年、20年、時間がかかるからね』という言葉は印象に残っています。他にも『役者でやっていくなら色んなことができたほうがいい。タップダンスもできたほうがいいよ』と、目の前でタップを踏んでくれたんです。しかも、その間に何度も『偉そうに言ってゴメンね』と口にされるんです。撮影前にTBSの楽屋に遊びに行ったときには、年末特番の本番前にもかかわらず『ダンゴ食う? あっちの部屋にあるからさ』と、自分で取りに行ってくれたのも驚きました。本当に優しい方でしたね」
ヒロが役者を目指したのは20歳の時。憧れたのはエディ・マーフィのようなコメディアンで、目指すなら憧れた本場でと決意し、貯金を下ろし、借金もして単身アメリカに渡った。
「ロスの語学学校に通った後に、ウェスト・ロサンゼルス・カレッジという大学と、バロン・ブラウン・スタジオという演技の専門学校に通いました。カレッジでは演技の基本的な勉強を、スタジオでは、主にマイズナー・テクニックというものをみっちり学びました。