LiLICoオススメ「肉食シネマ」 “ギフテッド”って? 先天的な天才のこと 『gifted/ギフテッド』 (1/2ページ)
お仕事お疲れ様です。今年も1カ月とちょっと。やり残したことは早めに片付けましょう! とくに、師走のお掃除は今からやると、生活にもゆとりができ、充実した年末年始をすごせるはず! この時期は心が温まるミニシアター系の作品も上陸しますし、お正月には大作が大行列するので、期待しててくださいね。
そんな私はといえば、相変わらず埋もれてはもったいない小さな作品を応援しています。今回は『ギフテッド』。ちょっと伝わりにくいタイトルですね。個人的には、分かりやすい邦題をつけた方が伝わりやすくてよかったと思います。
まぁ、それはさておき、天才的な子役がまたまた現れました! 1000回ハグしても足りないほどかわいいマッケナ・グレイスちゃんは、2006年生まれ! ついこの間って感じがしますが、すでにキャリアは立派です。声優として『アングリーバード』に出演。そしてテレビシリーズでも大活躍。今後は、若き日のトーニャ・ハーディングを演じる『I,Tonya』も楽しみ。
このマッケナちゃん演じる7歳のメアリーが、初めて小学校に登校する日から物語は始まります。“とにかく子どもらしく”と言って叔父のフランクは彼女を送り出したのですが、簡単すぎる算数の授業にイラッとし、担任の先生に言ってしまいます。ムキになった先生は絶対にできっこない暗算をメアリーに投げ掛けるけれど、驚いたことにすんなり計算できてしまう。ここで先生はメアリーのことが気になり始めます。そして、彼女を育てた叔父フランクのことも…。
ここからとてもコミカルで微笑ましいことがいっぱい起こるのですが、その反面、家族と大人の欲についていろいろ考えさせられます。“なんでフランクに育てられたのか”“今後、天才の才能を延ばすためにどのような教育をしていくのか”…。他にも、さまざまな問題が起こり、マニュアル化したルールに則った残酷な人生の歩み方に、心臓がギュッと痛くなるのです。
ただ、この作品は何がいいかって、お涙頂戴の映画ではないこと! メアリーの賢さがお茶目で何度も笑ってしまいます。叔父に育てられた設定だからこそ、この連載で紹介したかった。もしあなたがお父さんだったら、この1本を見ていろいろ感じると思います。