フジテレビ月9ドラマ『民衆の敵』第6話から”市長編”スタートも6.5%にダウン
篠原涼子(44)が主演を務める月9ドラマ『民衆の敵』(フジテレビ系)第6回が27日に放送され、平均視聴率6.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だったことがわかった。前回よりも0.4%ダウンし、厳しい状態が続いている。初回をピークに視聴率を落とし続け、最近は6~7%台で定着していた今作品。前クールの「コード・ブルー」が好評だったために、製作陣もこの数字に焦りを感じたのだろうか。新章となる6話ではかなり大胆な方向転換を図った。
第6話では、いきなり智子(篠原涼子)が市長に就任するシーンから始まる。しかし、あまりに急展開となったので、うっかり前回を見逃してしまったのではないかと思ったほどだ。
就任シーンの後、話は一旦4週間前までさかのぼる。犬崎(古田新太)から市長選出馬を推薦された智子だが、犬崎の操り人形になりたくないという気持ちから、一度は断る。しかし、一議員のままではなかなか住民の陳情を解決できない現実を思い知り、遂に出馬を決心する。
ひとりで勝手に出馬を決めてしまった智子に夫の公平(田中圭)は激怒。さらに、これまでサポートし続けてきた和美(石田ゆり子)の忠告を無視したことで、二人の仲もぎくしゃくしてしまう。さまざまなトラブルを抱えながらも、最終的に智子は当選し、河原田(余貴美子)と市長交代するのであった。
とにかく、さっさと智子を市長にしてしまいたかった、という製作陣の気持ちが痛いほどに伝わってくる。これまでガサツで無知な智子に対する視聴者の反感が強かったためなのだろうか。だらしのない智子をきりっとさせて、バリバリ働く女性市長にイメージチェンジしたかったのかもしれない。
しかし、視聴者としては先週まで街の小さな問題をひとつひとつ解決していた智子がなぜいきなり市長になってしまったのか、強引すぎて全くついていけないのだ。選挙活動の様子をじっくり描くわけでもなく、いつの間にか当選していたので、大いに説得力に欠ける。展開が強引すぎて、視聴者はぽかんとしてしまったのではないのだろうか。
また、今回に限った話ではないが智子と藤堂(高橋一生)にばかりスポットが当たり、他の登場人物の描写が少ない点も気になる。新人議員仲間の未亜(前田敦子)や岡本(千葉雄大)は市長選が始まっても、完全に蚊帳の外だし、サポートするといいながらほとんど役に立っていない和美の印象も薄い。智子が市長になったことで、完全に対立してしまった二人だが、これを機に和美の魅力が描かれるのかどうかが気になる。
第6話はとにかく急展開の連続で、あっけにとられるばかりだったが、来週以降は市長になった智子が何をしでかしてくれるのだろうか。強引に方向転換した以上は、見ていて楽しいと思える展開にしてほしいものだ。
文・Harumaki