青森県の赤飯はなぜ甘いのか?そこには「働く母の子供たちへの愛」が (1/2ページ)

Japaaan

青森県の赤飯はなぜ甘いのか?そこには「働く母の子供たちへの愛」が

甘い赤飯を食べたことある?

子供の頃、祖父の故郷である青森で初めて食べた「お菓子のような甘い赤飯」の味に、驚きを隠せませんでした。関東で生まれ育った筆者にとって、赤飯とは小豆を入れて炊き、ごま塩をかけて食べる塩味のもので、赤飯が甘いというイメージが全く湧かなかったのです。

子供だった筆者が、同じ日本でも、地域によって食文化の違いがある、ということを初めて知った体験でした。

後にインターネットで調べたところ、青森出身の人が上京していちばん驚いたのが「赤飯の味が塩味だったこと」ということで、「甘くない赤飯は赤飯ではないと思っていた」という声も聞かれました。

甘い赤飯は、青森県以外では北海道でも食べられていますが、その他の地域でも「うちの母の炊く赤飯は甘かった」という声がちらほらと聞こえてきます。

甘い赤飯のはじまりは「母の愛」から

甘い赤飯の発祥の地は、北海道札幌市。昭和23(1948)年に設立された光塩学園の設立者で初代学長の南部明子氏が、「子供たちにおいしいものを食べさせてあげたい」という気持ちから考案したものでした。

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